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第一種衛生管理者の過去問 平成26年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問19

問題

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[ 設定等 ]
呼吸用保護具に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
   1 .
一酸化炭素用の防毒マスクの吸収缶の色は、赤色である。
   2 .
トルエン等の有機ガス用の防毒マスクの吸収缶の色は、黄色である。
   3 .
型式検定合格標章のある防じんマスクでも、ヒュームに対しては無効である。
   4 .
防じんマスクの手入れの際、ろ過材に付着した粉じんは圧縮空気で吹き飛ばすか、ろ過材を強くたたいて払い落として除去する。
   5 .
防じんマスクや防毒マスクの使用にあたっては、面体と顔面の間にタオルなどを当てて、密着度を高めるとよい。
( 第一種 衛生管理者試験 平成26年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問19 )
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この過去問の解説 (3件)

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(防毒マスクの吸収缶)
 防毒マスクの吸収缶とはガスマスクの口のところについているアレです。吸収する物質の種類により色が分かれています。

有機ガス → 黒

ハロゲンガス → 灰および黒

アンモニア → 緑

亜硫酸ガス → 黄赤

一酸化ガス → 赤

(防じんマスクの着用について)
防じんマスクの着用時に下記のようなつけ方をすると粉じんが隙間からが流入してしまう可能性があるので、やってはいけません。

①タオル等を当てた上から防じんマスクを使用すること。
②面体の接顔部に「接顔メリヤス」等を使用すること。ただし、防じんマスクの着用により皮膚に湿しん等を起こすおそれがある場合で、かつ、面体と顔面との密着性が良好であるときは、この限りでないこと。
③着用者のひげ、もみあげ、前髪等が面体の接顔部と顔面の間に入り込んだり、排気弁の作動を妨害するような状態で防じんマスクを使用すること。

 では問題をみてみましょう。

1.正しいです。

2.誤りです。有機ガスの吸収缶は黒色です。

3.誤りです。効果があります。

4.誤りです。強くたたくと、粉じんが飛散したり、ろ過材が破損したりするので、軽くたたく程度にしましょう。

5.誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
91
防毒マスクの吸収缶の色は、一酸化炭素用が「赤」、ハロゲンガス用が「灰/黒」、酸性ガス用が「灰」、有機ガス用が「黒」、アンモニア用が「緑」、硫化水素用が「黄」です。

1は上記より正しいです。

2のトルエンは「有機ガス」ですので、「黒」となり、誤りです。

3の型式検定合格標章のある防じんマスクは、ヒュームに対しては有効なので、誤りです。

4の手入れの方法については、ろ過材に強い衝撃を与えてしまうと破損する恐れがあるので、誤りです。

5のタオルを当てる方法は、逆に密着度を低くしてしまいますので、誤りです。

よって、正解は1です。

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正解は、1.が正しいです。

1.〇 一酸化炭素用の防毒マスクの吸収缶の色は、「赤色」で正解です。

2.× 「黄色」ではなく、「黒色」です。

3.× 「無効」ではなく、「有効」です。

4.× 「たたいて払い落として除去する」ではなく、「たたいて払い落としてはならない」です。

5.× 「タオルなどを当て」ではなく、「タオルなどを当ててはならない」です。

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