第一種衛生管理者の過去問
平成26年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問34
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成26年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
一次救命処置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 気道を確保するためには、仰向けにした傷病者のそばにしゃがみ、後頭部を軽く上げ、あごを下方に押さえる。
- 反応はないが普段どおりの呼吸をしている傷病者で、嘔吐や吐血などがみられる場合は、回復体位をとらせる。
- 人工呼吸が可能な場合、心肺蘇生は、胸骨圧迫30回に人工呼吸2回を繰り返して行う。
- 胸骨圧迫は、胸が少なくとも5cm沈む強さで胸骨の下半分を圧迫し、1分間に少なくとも100回のテンポで行う。
- AED ( 自動体外式除細動器 ) を用いた場合、電気ショックを行った後や電気ショック不要の音声メッセージが出たときは、胸骨圧迫を再開し、心肺蘇生を続ける。
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この過去問の解説 (3件)
01
2の「回復体位」とは姿勢としては「横向け寝」で、のどに詰まらせないようにするため行うので、正しいです。
3は30:2で胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返すので、正しいです。
4の「5cm」、「100回」は「少なくとも」です。正しいです。
5の「不要」と出た時には「すぐに」胸骨圧迫を再開し、心肺蘇生を続けるので、正しいです。
よって、1が正解です。
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02
①意識を確認します
周囲の安全を確認してから倒れている人に近づきます。肩を叩きながら、「大丈夫ですか?」など大きな声でよびかけ、反応があるか確認します。
②助け・救急車を呼びます。
周囲に助けを求め、119番で救急車を呼びます。この時にAEDも用意するように頼みます。
③呼吸の確認を行います。
呼吸がある場合は、気道を確保し、回復体位にして救急車の到着を待ちます。
④胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行います。
呼吸が無い場合、胸の真ん中に手の付け根を置いて、肘を真っ直ぐ伸ばし上半身の動きで、5〜6cm程度沈むように、100〜120回/分の速さで圧迫を繰り返します。
⑤人工呼吸を行います。
気道を確保し、人工呼吸を2回行います。
⑥胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返す
AEDが到着するまで、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰りかえす。
⑦AEDを使用する。
AEDが到着したら、AEDの中にあるパッドを対象者につけて電源が入っているか確認します。
AEDが心電図解析を行い始め、電気ショックが必要か否かを判断し結果を音声で知らせてきます。
電気ショックがいらない場合は、救急車が来るまで⑥の胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返します。
電気ショックが必要な場合は、AEDの音声指示に従いながら電気ショックを1回おこないます。その後、⑥の胸骨圧迫と人工呼吸を繰り返します。
では問題をみてみましょう。
1.誤りです。気道確保は、顎を軽く上げ、頭を後ろにそらします。
2.正しいです。
3.正しいです。
4.正しいです。
5.正しいです。
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03
文中の「後頭部を軽く上げ、あごを下方に押さえる」という部分が誤りです。正しくは「傷病者の額をおさえながら、指先を傷病者の顎の先端に当てて持ち上げる」です。
他の選択肢については正しい記述で、文のとおりです。
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