第一種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問20
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
有害業務従事者に対する特殊健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 有害業務への配置替えの際に行う特殊健康診断には、業務適性の判断と、その後の業務の影響を調べるための基礎資料を得る目的がある。
- 有害物質による健康障害の多くは、諸検査の異常などの他覚的所見より、自覚症状が先に出現するため、特殊健康診断では問診の重要性が高い。
- 多くの有機溶剤は、生物学的半減期が短いので、有機溶剤等健康診断における尿中の代謝物の量の検査のための採尿の時刻は、厳重にチェックする必要がある。
- 振動工具取扱い作業者に対する特殊健康診断を1年に2回実施する場合、そのうち1回は冬季に行うとよい。
- 特殊健康診断における生物学的モニタリングによる検査は、有害物の体内摂取量や有害物による軽度の影響の程度を把握するための検査である。
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この過去問の解説 (4件)
01
有害業務従事者の特殊健康診断に関する出題です。
1.〇 「配置替え特殊健康診断」には、業務適性判断と基礎資料を得る目的があります。
2.× 「自覚症状」よりも、「諸検査の異常などの他覚的所見」により発見されます。
3.〇 「有機溶剤等健康診断」における尿中の代謝物の量の検査のための採尿の時刻は、厳重にチェックする必要があります。
4.〇 「振動工具取扱い作業者」に対する特殊健康診断を1年に2回実施する場合、そのうち1回は冬季に行うとよいです。
5.〇 「生物学的モニタリング検査」は、有害物の体内摂取量や有害物による軽度の影響の程度を把握するための検査です。
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02
「有害物質による健康障害の多くは、諸検査の異常などの他覚的所見が、自覚症状より先に出現する。」が正しい回答です。
4.振動工具による健康障害としてレイノー症が挙げられ、冬場に発症しやすいことから、1年に2回実施する特殊健康診断のうち1回は冬場に行うことが望ましい。
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03
2.×
有害物質による健康被害の大部分は、検査の異常など他覚的所見が自覚症状に先行して出現します。
3.○
4.○
5.○
よって正解は2です。
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04
有害物質による健康障害の大部分は、急性発症を除き、初期または軽度の場合はほとんど無自覚で、検査の異常など他覚的所見が自覚症状に先行して出現する。
よって、2が正解です。
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