第一種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問31
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
出血及び止血法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 体内の全血液量の3分の1程度が急激に失われると、出血によるショックを経て生命に危険が及ぶ。
- 直接圧迫法は、出血部を直接圧迫する方法であって、最も簡単で効果的な方法である。
- 間接圧迫法は、出血部より心臓に近い部位の動脈を圧迫する方法である。
- 動脈性出血は、鮮紅色を呈する拍動性の出血で、出血量が多いため、早急に、細いゴム紐ひもなどを利用した止血帯を用いて止血する。
- 止血処置を行うときは、感染防止のため、ビニール手袋を着用したりビニール袋を活用したりして、血液に直接触れないようにする。
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この過去問の解説 (4件)
01
動脈からの拍動性の出血であっても、まずは直接圧迫止血と間接圧迫止血を実施します。
止血帯を用いた止血については、巻き付けた場所の組織への損傷の可能性があるため、四肢の切断や直接圧迫止血や間接圧迫止血でも出血が止まらない場合に実施します。また、組織への損傷をできるだけ小さくするため、幅の広い紐等を使用します。
よって、4が正解です。
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02
1.〇 全血液量の3分の1で、出血によるショックを経て生命に危険が及ぶことがあります。
2.〇 「直接圧迫法」の正しい記述です。
3.〇 「間接圧迫法」の正しい記述です。
4.× 「細いゴム紐ひも」ではなく、「幅の広いひも」とされています。
止血部位の損傷を避ける為です。
5.〇 「止血処置」を行う際には、「ビニール手袋」等を着用します。
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03
文中の「細いゴム紐などを利用した止血帯」という部分が誤りです。出血量が多いため、三角巾、手ぬぐい、ネクタイなどを利用するとよいとされています。
他の選択肢、1、2、3、5については正しい記述です。
1について補足すると、出血性ショックと呼ばれる状態は全血液量の20%くらいが失われることで起こります。
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04
全血液量のおよそ1/3を急激に失うと生命の危険があります。
2.○
3.○
4.×
止血帯は「幅の広いもの」を用いるのが正しい止血方法です。
5.○
よって正解は4です。
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