第一種衛生管理者の過去問
平成27年4月公表
労働生理 問39
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年4月公表 労働生理 問39 (訂正依頼・報告はこちら)
腎臓又は尿に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 血中の老廃物は、尿細管からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。
- 原尿中に濾し出された電解質の多くは、ボウマン嚢から血中に再吸収される。
- 原尿中に濾し出された水分の大部分は、そのまま尿として排出される。
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この過去問の解説 (5件)
01
この問題ではどこで何が吸収されるかが良く問われますので覚えておきましょう。
腎臓の絵を見ながら学習すると覚えやすいです。
腎小体を通る血液中の血球、たんぱく質以外の成分は糸球体からボウマン嚢に濾過され原尿になります。ですので、血球とたんぱく質は濾過後血液中に戻ります。
原尿はボウマン嚢から尿細管に移動する時、大部分の水分、電解質、グルコースなどは尿細管で血液中に再吸収され血液に戻ります。
原尿が精製されて尿となります。
誤りです。
血中のたんぱく質は濾過されて糸球体に残るので誤りです。
正解です。
原尿中に濾し出された電解質はボウマン嚢ではなく尿細管で血液中に再吸収されるので誤りです。
原尿中に濾し出された水分は尿細管で血液中に再吸収されるので誤りです。
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02
正解は、「血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。」が〇です。
× 「尿細管」ではなく、「糸球体」です。
× 血中の蛋白質は、糸球体からボウマン嚢に濾し出されません。
〇 血中グルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出されます。
× 「ボウマン嚢」ではなく、「尿細管」です。
× 「そのまま尿として排出される」ではなく、「尿細管から血中に再吸収される」です。
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03
労働生理の腎臓・泌尿器系からの問題です。
糸球体から原尿中にこし出されるので、誤りです。
たんぱく質と血球は血液中に残り、糸球体から原尿にこし出されないので、誤りです。
正しいため、正解です。
吸収される場所が違うため、誤りです。電解質は、原尿中にこし出され、尿細管から再吸収されます。
原尿中にこし出された水分のほとんどが尿細管から再吸収されるため、誤りです。
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04
正解は「血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。」です。
×
血液中の老廃物は「糸球体」から原尿中にこし出されます。
×
糸球体からこし出されるのは、血液中の蛋白質や血球以外の成分です。
○
×
原尿中にこし出された電解質は尿細管から再吸収されます。
×
原尿中にこし出された水分のほとんどは、尿細管から再吸収されます。
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05
正解は「血中のグルコースは、糸球体からボウマン嚢に濾し出される。」です。
×
血中の老廃物は、糸球体からボウマン嚢(又は原尿中)に濾し出されます。
よって、誤った選択肢です。
×
血中の蛋白質は、血液中に残りますので、糸球体からボウマン嚢に濾し出されることはありません。
よって、誤った選択肢です。
○
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
×
原尿中に濾し出された電解質の多くが再吸収されるのは、尿細管からです。
よって、誤った選択肢です。
×
原尿中に濾し出された水分の大部分は、尿細管から血中に再吸収されます。
よって、誤った選択肢です。
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