第一種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問35
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問35 (訂正依頼・報告はこちら)
神経系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 神経細胞 ( ニューロン ) は、神経系を構成する基本的な単位で、通常、1個の細胞体、1本の軸索、複数の樹状突起から成る。
- 中枢神経系は脳と脊髄から成り、末梢神経系は体性神経系と自律神経系から成る。
- 大脳の内側の髄質は神経細胞の細胞体が集合した灰白質であり、外側の皮質は神経線維の多い白質である。
- 体性神経系には感覚器官からの情報を中枢に伝える感覚神経と、中枢からの命令を運動器官に伝える運動神経がある。
- 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系とに分類され、双方の神経系は多くの臓器に対して相反する作用を有している。
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この過去問の解説 (4件)
01
選択肢2は記述の通りです。神経の体系図など参考書等で確認するといいでしょう。
選択肢3は大脳の内側の髄質は白質となっている神経線維が多く集中している部分で、外側の皮質は灰白色質で神経細胞が多く集中している。従って誤りであり、答えは3です。
選択肢4,5は記述の通りです。
この神経系の問題では白質、灰白質となっている部分に関してを問う問題が頻出。
ここには記述されていませんが、神経は筋肉に比べると疲労しにくいが、酸素の供給が不足していたら疲労度は早くなることも覚えておきましょう。
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02
「末梢神経」…中枢神経から出ている神経で、「体性神経」と「自律神経」に大別される。
「体性神経」…感覚神経と運動神経
「自律神経」…交感神経と副交感神経
「灰白質」…ニューロンの細胞体が多く集中するところ。
「白質」…神経線維が多く集中するところ。
大脳は外側が灰白質、内側が白質です。脊髄は外側が白質、中心部が灰白質です。
(1)○:ニューロンの説明です。問題文をそのまま覚えましょう。
(2)○
(3)×:大脳は皮質が灰白質、髄質が白質です。
(4)○
(5)○:たとえば、交感神経系は拍動を増進させるのに対し副交感神経系は抑制するなど、同じ器官に対して逆の作用を有します。
よって、(3)が正解です。
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03
1.〇 「神経細胞」は、神経系を構成する基本的な単位となっています。
1個の細胞体・1本の軸索・複数の樹状突起から成りたっています。
2.〇 「中枢神経系」は脳と脊髄から成り、「末梢神経系」は体性神経系と自律神経系から成っています。
3.× 「内側の髄質」と「外側の皮質」の説明が逆です。
4.〇 「体性神経系」には感覚器官からの情報を中枢に伝える感覚神経と、中枢からの命令を運動器官に伝える運動神経があります。
5.〇 「自律神経系」は、交感神経系と副交感神経系とに分類され、双方の神経系は多くの臓器に対して相反する作用を有しています。
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04
1.◯
記載の通りです。
2.◯
記載の通りです。
3.×
誤りです。【大脳髄質】とは大脳の内側にある【白質】の部分のことで、神経線維を多く含みます。一方、大脳皮質とは大脳の外側の灰白質の部分のことで、神経細胞の細胞体が集合しており、感覚、運動、思考などの作用を支配する中枢として機能しています。
4.◯
記載の通りです。【体性神経には感覚神経と運動神経】があります。
5.◯
正しい記載です。【自律神経には交感神経と副交感神経】があり、双方の神経系は多くの臓器に対して相反する作用があります。
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