第一種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問38
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
成人の肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。
- 脂肪酸の分解及びコレステロールの合成
- 胆汁の生成
- 赤血球の産生及び分解
- アルコールなどの身体に有害な物質の分解
- グリコーゲンの合成及び分解
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この過去問の解説 (4件)
01
成人の肝臓機能についての出題です。
1.〇 脂肪酸の分解及びコレステロールの合成は、肝臓の機能です。
2.〇 胆汁の生成は、肝臓の機能です。
3.× 「赤血球」は、骨髄で産生されます。
4.〇 アルコールなどの身体に有害な物質の分解は、肝臓の機能です。
5.〇 グリコーゲンの合成及び分解は、肝臓の機能です。
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02
・肝臓を流れる全血液量の「4/5」は門脈(消化器などから血液を集めて肝臓に運ぶ静脈)血であり「1/5」は動脈血である。
・肝臓には血液中の有害物を分解する役目がある。
・肝臓ではブドウ糖からグリコーゲンを生成し、アミノ酸等からアルブミン、フィブリノーゲン(血液凝固物質)などを生成し、余分なアミノ酸を分解して「尿素」とし、脂肪酸からコレステロールを生成する。またアルコールなどの分解も行う器官で有名です。
よって上記の赤血球の産生及び分解はしませんので正解は3です。
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03
・物質代謝機能
・胆汁の生成
・解毒作用
・血液凝固物質の生成
・血液凝固阻止物質の生成
(1) ○:脂肪酸からコレステロールを生成するのは肝臓の代謝機能のひとつです。
(2) ○
(3) ×:赤血球は骨髄で生成されるため誤りです。
(4) ○:アルコールの分解は肝臓の解毒機能のひとつです。
(5) ○:ブドウ糖からグリコーゲンを生成するのは肝臓の代謝機能のひとつです。
よって、(3)が正解です。
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04
肝臓の機能は主に代謝、解毒作用、胆汁の生成です。
代謝:脂肪酸の分解及びコレステロールの合成を行います。またグリコーゲン合成及び分解も行っています。
解毒作用:アルコールや薬剤など身体に有害な物質を分解して、毒性の低いものに変えます。
胆汁の生成:肝臓では脂肪の消化、吸収を助ける役割をもつ胆汁を生成します。
以上から誤りの選択肢は3となります。
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