第一種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問40
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問40 (訂正依頼・報告はこちら)
蛋白質並びにその分解、吸収及び代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器などを構成する主成分である。
- 蛋白質は、膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。
- 血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成される。
- 肝臓では、アミノ酸から多くの血漿蛋白質が合成される。
- 飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.〇 蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできています。
2.× 「膵リパーゼ」ではなく、「トリプシンなど」です。
3.〇 血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成されていきます。
4.〇 「肝臓」では、アミノ酸から多くの血漿蛋白質が合成されます。
5.〇 「飢餓時」には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われていきます。
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02
「糖質」…ブドウ糖、果糖(アミラーゼ)
「タンパク質」…アミノ酸(ペプシン、トリプシン)
「脂質」…脂肪酸とグリセリン(リパーゼ)
(1)○
(2)×:リパーゼは脂質を分解する酵素のため誤りです。
(3)○
(4)○
(5)○:糖新生(アミノ酸からブドウ糖を生成する)は肝臓の重要な機能のひとつです。
よって、正解は(2)です。
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03
たんぱく質は胃などから分泌される「ペプシン」、トリプシン等でアミノ酸に分解されるので選択肢2が誤り。リパーゼは十二腸などで分泌され脂質を分解する酵素です。
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04
1.◯
記載の通りです。蛋白質は約20種類のアミノ酸が結合してできています。
2.×
誤りです。【蛋白質】は消化酵素である【ペプシンやトリプシン】によって分解されて【アミノ酸】となって小腸から吸収されます。
3.◯
正しい記載です。血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成されます。
4.◯
正しい記載です。肝臓ではアミノ酸から血漿蛋白質が合成されます。
5.◯
飢餓時には体はどうにかしてブドウ糖を作り出そうとします。その1つの方法が糖新生で、肝臓などでアミノ酸からブドウ糖を生成します。
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