第一種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問42

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問42 (訂正依頼・報告はこちら)

筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 筋肉の縮む速さが速ければ速いほど、仕事の効率は大きい。
  • 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。
  • 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。
  • 強い力を必要とする運動を続けていても、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。
  • 刺激に対して意識とは無関係に起こる定型的な反応を反射といい、最も単純な反射には、膝蓋腱反射などの伸張反射がある。

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この過去問の解説 (4件)

01

選択肢1の筋の収縮の速さが適当なとき、作業効率が大きい。早ければ早いほど・・・は誤りです。

選択肢2の筋肉の疲労は神経より疲労しやすいため誤り。

選択肢3の荷物を持ち上げたり、屈伸をする時の筋の収縮を等張性伸縮であり、等尺性伸縮ではないので誤りです。

等尺性伸縮とは、手で荷物を持ったり、鉄棒にぶら下がったりなど筋の長さを変えず収縮(緊張)させることをいいます。

選択肢4の強い力を必要とする運動を続けた場合、筋線維1本1本の太さが太くなり筋力が増強するが、数が増えるわけではないので誤り。

選択肢5は記述通りである。従って正解は5。

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02

正解は、5.が正しいです。

1.× 「速ければ速いほど」ではなく、「適当なときに」となります。

2.× 「神経より疲労しにくい」ではなく、「神経よりも疲労しやすい」となります。

3.× 「等尺性収縮」ではなく、「等張性収縮」となります。

4.× 「筋線維の太さは変わらない」ではなく、「筋線維が肥大化して」となります。

5.〇 刺激に対して意識とは無関係に起こる定型的な反応を「反射」といいます。
単純な反射としては、膝蓋腱反射などの伸張反射があります。

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03

等尺性収縮…筋収縮を伴わない収縮。(直立している、ぶら下がっているなど)
等張性収縮…筋収縮を伴う収縮。(持ち上げる、曲げるなど)

(1)×:筋肉の縮む速さが適当なときに効率が最大になるため誤りです。
(2)×:筋肉のほうが疲労しやすいため誤りです。ただし、酸素の供給が少ないと筋肉も神経も疲労しやすいです。
(3)×:荷物を持ち上げるときの筋収縮は等張性収縮であるため誤りです。
(4)×:筋力は筋繊維の量と太さによって決まります。筋力トレーニングをすると筋繊維が太くなり筋肉が増します。よって誤りです。
(5)○

よって、(5)が正解です。

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04

正解5

1.×
誤りです。筋肉の縮む速さが適当であるときに仕事の効率は最も大きくなります。

2.×
誤りです。筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮しますが、神経に比べて疲労しやすいです。

3.×
筋力収縮には等尺性(関節を動かさない筋肉の収縮、筋の長さは一定)と等張性(関節を動かす筋収縮、張力は一定)という2つの収縮方法があります。荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは等張性収縮が生じています。

4.×
誤りです。
強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋繊維が肥大し、その結果、筋肉が太くなり筋力が増強します。

5.◯
正しい記載です。

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