第一種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問44
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
ストレスに関する次のAからDまでの記述について、誤っているものの組合せは1~5のうちどれか。
A 外部環境からの刺激すなわちストレッサーは、その強度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
B ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
C ストレス反応は、個人差が大きい。
D 騒音、気温などの物理的要因が職場でのストレッサーとなることはない。
A 外部環境からの刺激すなわちストレッサーは、その強度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
B ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
C ストレス反応は、個人差が大きい。
D 騒音、気温などの物理的要因が職場でのストレッサーとなることはない。
- A、B
- A、D
- B、C
- B、D
- C、D
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この過去問の解説 (4件)
01
A,× 心身の活動を「抑圧」ではなく、「緊張状態」となります。
B,〇 ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与しています。
C,〇 「ストレス反応」は、個人差が大きいです。
D,× ストレッサーと「なることはない」ではなく、「なる場合がある」となります。
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02
(A)×:「強度にかかわらず」という部分が誤りです。適度なストレスは良い緊張感となり生活にメリハリを持たせ、達成感・充実感などを与えます。ただし、過度のストレスが与えられると人体に悪影響を及ぼす場合があります。
(B)○
(C)○
(D)×:誤りです。職場におけるストレッサーは騒音・気温などの職場環境、人間関係、業務内容、労働時間など様々です。
よって、(2)が正解です。
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03
①人間は、その取り巻く環境に心身共に順応しようとする働きを持ちその反応をストレスと呼び、反応の原因となる刺激をストレッサーと呼ぶ。
②現代社会はストレス社会とも呼ばれ、主なストレッサーには物理的、化学的、生物的、精神的ストレッサーがある。
③心身のバランスにとってストレスは心身の活動を抑制することにはなりえるが、適度なストレッサーは活動の亢進や意欲向上をもたらす。
④ストレッサーは強弱や質により影響の度合いは異なる。
⑤典型的なストレス反応としては副腎皮質ホルモンの分泌の著しい「増加」がみられる。
⑥ストレスに対する適応力には個人差がある。
以上のことから誤っているものの組み合わせはAとDであり、正解は2です。
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04
A. ×
誤りです。 外部環境からの刺激すなわちストレッサーがかかると、自律神経系や内分泌系を介して心身の活動は活性化したり、抑圧されたりします。例えば、大人数の前でのプレゼンテーションをストレッサーとして考えると、人は緊張して、心拍は上昇します。つまり身体は活性化する方向へと働きます。一方、ストレスがかかりすぎると、逆に体は自身を守ろうとして心身の活動を抑制することがあります。
B. ◯
正しい記述です。ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与しています。
C. ◯
正しい記述です。ストレス反応は個人差が大きいです。
D. ×
誤りです。騒音や気温などの物理的要因が職場でのストレッサーになることがあります。
以上から、誤りはAとDなので選択肢2が正解となります。
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