第一種衛生管理者の過去問
平成28年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問17
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
化学物質と、それにより発症するおそれのある主たるがんとの組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
- ベンゼン ------------------------- 白血病
- ベンジジン ----------------------- 胃がん
- ビス(クロロメチル)エーテル ----- 膀胱がん
- コールタール --------------------- 肝血管肉腫
- 石綿 ----------------------------- 皮膚がん
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この過去問の解説 (3件)
01
1 ベンゼンの白血病の組合せが正しいです。また、造血機能に障害がでますとがんに進展します。再生不良性貧血も同様に起きます。
2 組合せは誤りです。膀胱がんを発症させます。
3 クロロメチルは、眼や呼吸障害をもたらす発がん性があります。ことに肺がんを発症させます。本肢は誤りです。
4 この組合せも誤りとなります。コールタールは、石炭を乾留するときの副産物です。黒色のねばねばは皮膚がんをもたらします。
5 石綿では皮膚がんにはなりません。組合せは誤りです。石綿により、悪性腫瘍の1つである「肺がんや中皮腫」を引き起こします。
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02
ベンゼンにより発症するおそれのあるものは白血病です。
正しい選択肢です。
2:×
ベンジジンにより発症するおそれのあるものは膀胱がんです。
よって、誤った選択肢です。
3:×
ビス(クロロメチル)エーテルにより発症するおそれのあるものは肺がんです。
よって、誤った選択肢です。
4:×
コールタールにより発症するおそれのあるものは肺がんや皮膚がんです。
よって、誤った選択肢です。
5:×
石綿により発症するおそれのあるものは肺がんです。
よって、誤った選択肢です。
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03
ベンゼンは、造血機能障害をおこすので、白血病を発症する恐れがあります。
また、ベンジジンは膀胱がんを、ビス(クロロメチル)エーテルは肺がんを、コールタールは肺がんや皮膚がんを、石綿は肺がんをそれぞれ発症する恐れがあります。
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