第一種衛生管理者の過去問
平成28年4月公表
労働生理 問41
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働生理 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 内耳は、前庭、半規管及び蝸牛から成り、蝸牛が平衡感覚をつかさどっている。
- 皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度感覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度は、他の感覚点に比べて大きい。
- 網膜には色を感じる錐状体と、明暗を感じる杆状体の2種類の視細胞がある。
- 眼軸が長過ぎるために、平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態は、遠視である。
- 嗅覚は、わずかな匂いでも感じるほど鋭敏で、同じ臭気に対しても疲労しにくい。
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この過去問の解説 (4件)
01
2)皮膚感覚は、触覚・痛覚・圧覚・温度感覚などがあり、痛覚点が一番密度が大きく、広く分布しています。
3)設問の通りです。
4)眼球の長軸が長すぎるために平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態を「近視眼」といいます。
5)嗅覚は同一臭気に対しては疲労しやすいので、最初は微量なうちから気づくことができるが、慣れてしまって鈍感になってきます。
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02
1 蝸牛管は音を感じ、音の情報を大脳に伝える役目をします。平衡感覚の役目を果たすのは、前庭、半規管なのですね。本肢は、誤りとなります。
2 本肢の前半部は正しいのですが、後半部の説明は冷覚点ではなく、痛覚点のことです。痛覚点が最も密度が大きく、かつ広く分布しています。誤りとなります。
3 本肢は説明の通りとなります。正解となります。
4 本肢の説明は、近眼の説明となります。
5 人の嗅覚は、わずかであっても鋭敏に反応します。それ故に、同じ臭気には疲労感が多く出ます。
よって、本肢も誤りです。
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03
文の通りです。
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。文中の「蝸牛」が誤りです。
正しくは「前庭、半規管」です。前庭と半規管が平衡感覚に関わっています。蝸牛は聴覚に関わっています。
2.誤りです。文中の「冷覚を感じる冷覚点」の部分が誤りで正しくは「痛覚を感じる痛覚点」です。
密度の大きい順に痛覚、触圧覚、冷覚、温覚となっています。
4.誤りです。文中の「遠視」が誤りです。正しくは「近視」です。
5.誤りです。文末の「疲労しにくい」という部分が誤りで正しくは「疲労しやすい」です。
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04
1 ×:内耳は前庭、半規管、蝸牛から成り、前庭と半規管は平衡感覚をつかさどっています。前庭は体の傾きとその大きさ、半規管は体の回転とその速度を感じ取っています。蝸牛は聴覚に関与します。
2 ×:皮膚には、触覚点、痛感覚点、冷感覚点、温感覚点の4つの感覚点があります。この中で、痛感覚点は最も密度が大きく、温感覚点は最も密度が小さいです。
3 ○:記述の通りです。
4 ×:眼軸が長すぎるために、網膜の前方で像を結ぶ状態を近視といいます。
5 ×:嗅覚は、わずかなにおいでも感じることができるほど敏感ですが、同じにおいをかぎ続けているとにおいを感じなくなるという性質があります。
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