第一種衛生管理者の過去問
平成28年10月公表
関係法令(有害業務に係るもの) 問1

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成28年10月公表 関係法令(有害業務に係るもの) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

常時1,800人の労働者を使用する製造業の事業場の有害業務及び衛生管理者の選任の状況は、次の①及び②のとおりである。この事業場の衛生管理者の選任についての法令違反の状況に関するAからDの記述について、正しいものの組合せは(1)〜(5)のうちどれか。ただし、衛生管理者の選任の特例はないものとする。

①有害業務の状況
製造工程において多量の高温物体を取り扱う業務に常時20人の労働者が従事しているが、他に有害業務はない。

②衛生管理者の選任の状況
選任している衛生管理者数は3人である。
このうち1人は、この事業場に専属でない労働衛生コンサルタントで、衛生工学衛生管理者免許を有していない。
他の2人は、この事業場に専属で、衛生管理者としての業務以外の業務を兼任しており、また、第一種衛生管理者免許を有しているが、衛生工学衛生管理者免許を有していない。

【 A 】選任している衛生管理者数が少ないことが違反である。
【 B 】衛生管理者として選任している労働衛生コンサルタントがこの事業場に専属でないことが違反である。
【 C 】専任の衛生管理者が1人もいないことが違反である。
【 D 】衛生工学衛生管理者免許を有する者のうちから選任した衛生管理者が1人もいないことが違反である。
  • A、C
  • A、D
  • B、C
  • B、D
  • C、D

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 1

A~Dにつきまして、内容を精査し解説いたします。

A 常時1,800人の労働者を使用する製造業の事業場では、衛生管理者の選任数は4人でなければなりません。本設問では、3人です。従って、違反があります。正しい肢となります。

B 衛生管理者に選任している労働安全コンサルタントは、専属でなくとも問題はありません。よって、本肢は誤りとなります。

C 常時1,000人を超える労働者を使用する事業場では、衛生管理者のうち1人を専任の衛生管理者にしなければなりません。1人もいないのが違反となります。本肢は正しいです。

D 製造工程において、多量の高温物体を取り扱う業務に常時20人の労働者が従事しているが、有害業務は30人以上の場合に必要になります。選任違反はありません。よって、本肢は誤りとなります。

以上からAとCの1が正解となります。

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02

正解は(1)です。

常時1800人の労働者を使用している製造業で、有害業務(高温物質の取り扱いまたは暑熱場所の業務)に常時20人が従事している場合の必要条件は以下の通りです。

・人数…1001~2000人の事業場のため「4名」以上の衛生管理者が必要。また、衛生管理者を2名以上選任するため、うち1名は事業場に専属の者でなくてもよい。
・資格…製造業であるため第一種衛生管理者の資格が必要。
・専任衛生管理者…1001人以上を常時使用しているため、すくなくとも1名の専任が必要。
・衛生工学衛生管理者…高温物質の取り扱いまたは暑熱場所での業務に常時30名以上が従事している場合は必要だが、該当しないため不要。

以上を選択肢に照らし合わせると、AとCが正しいため、答えは(1)となります。

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03

1)が正解です。

A 常時1,800人の労働者のいる事業場では、衛生管理者は(1,000超え〜2,000人以下の事業場で)4人以上必要選任しなければなりません。
B 労働衛生コンサルタントは、衛生工学衛生管理者免許を有してなくて良い。
C 1,000人を超える事業所では、二人の専属の衛生管理者のうち、少なくとも一人は専任の衛生管理者でなければなりません。
D 有害業務(暑熱業務)に従事するのは常時20人なので、衛生工学管理者を選任する適応はありません。

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