第一種衛生管理者の過去問
平成28年10月公表
労働衛生（有害業務に係るもの） 問17
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成28年10月公表 労働衛生（有害業務に係るもの） 問17 （訂正依頼・報告はこちら）
化学物質による健康障害に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 酢酸メチルによる健康障害では、視力低下、視野狭窄などがみられる。
- ノルマルヘキサンによる健康障害では、頭痛、めまい、多発性神経炎などがみられる。
- N,N-ジメチルホルムアミドによる健康障害では、頭痛、めまい、肝機能障害などがみられる。
- 弗化水素による健康障害では、貧血、溶血、メトへモグロビン形成によるチアノーゼなどがみられる。
- ベンゼンによる健康障害では、再生不良性貧血、白血病などがみられる。
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この過去問の解説 （3件）
01
弗化水素には弗素（ふっそ）が含まれておりますが、弗素といえば歯磨き粉などに含まれていて歯のエナメル質の再生や虫歯予防の効果があるといわれています。つまり、弗素は歯や骨の形成にかかわっています。弗素を過剰に摂取すると、斑状歯や骨硬化症といった症状があらわれます。
歯磨き粉に含まれている分量で中毒症状があらわれることはありません。
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02
1 酢酸メチルによる失明が海外で発生しています。インドなどです。メチルアルコールも同様です。
2 ノルマルヘキサンはガソリンに多く含まれています。食品添加物もあります。
3 本肢の説明の通りとなります。
4 この中毒症状は、のどや鼻、気管支などの粘膜を刺激し、最悪は肺水腫になり呼吸困難や呼吸の停止をもたらします。よって、本肢は誤りとなります。
5 本肢の説明の通りとなります。
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03
弗化水素(フッ化水素)による健康障害では、灼熱感、咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、息切れ、咽頭痛、嘔吐などの症状が発生します。
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