第一種衛生管理者の過去問
平成28年10月公表
労働生理 問41
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成28年10月公表 労働生理 問41 (訂正依頼・報告はこちら)
感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、直線的な比例関係にある。
- 皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度感覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度は他の感覚点に比べて高い。
- 網膜の錐状体は色を感じ、杆状体は明暗を感じる。
- 眼軸が短過ぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ状態は近視である。
- 平衡感覚に関係する器官である前庭及び半規管は、中耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚する。
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この過去問の解説 (4件)
01
正解は3です。網膜の錐状体は色を感じ、杵状体は明暗を感じます。
その他の選択肢を正答に直しますと下記の通りです。
1 . 物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、対数に比例します。
2 . 皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度感覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち痛覚を感じる痛覚点の密度は他の感覚点に比べて高いです。
4 . 眼軸が短過ぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ状態は遠視です。
5 . 平衡感覚に関係する器官である前庭及び半規管は、内耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚します。
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02
光量を調節するのは瞳孔、ピントを合わせるのは水晶体です。併せて覚えておきましょう。
1、誤り。対数関係になります。
2、誤り。密度が高いのは痛覚です。皮膚の全体に分布されています。いち早く危険を察知しなければなりませんよね。冷覚は「敏感」です。
4、誤り。眼軸が短いと遠視、逆に長いと近視です。
5、誤り。前庭及び半規管(三半規管)は内耳にあります。
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03
1.×
物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度は直線的な比例関係にはなりません。
2.×
皮膚感覚のうち、痛点の密度は他の感覚点に比べて高いです。
3.◯
網膜には錐状体と杆状体という2種類の視細胞があります。錐状体は明るいところで働き、色を感じます。一方、杆状体は暗いところで働き、弱い光を感じます。
4.×
眼軸が長すぎるために、平行光線が網膜の前方で像を結ぶのが近視です。一方、眼軸が短すぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶのが遠視です。
5.×
前庭及び半規管は内耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚します。
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04
他の選択肢については以下のとおりです。
1.誤りです。「直線的な比例関係」という部分が誤りです。ウェーバー・フェヒナーの法則で対数に比例するとあります。
2.誤りです。冷感点の密度は他の感覚点に比べて低いです。一番密度の高いものは痛覚点です。
4.誤りです。文中の「近視」が誤りで正しくは「遠視」です。
5.誤りです。文中の「中耳」が誤りで正しくは「内耳」です。
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