第一種衛生管理者の過去問
平成29年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問33

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問題

第一種 衛生管理者試験 平成29年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの) 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

厚生労働省の「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」に基づく健康保持増進対策に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 事業場内健康保持増進体制の整備に関することは、健康保持増進計画で定める事項に含まれない。
  • 産業医は、健康診断の結果を評価し、運動指導等の健康指導を行うための指導票を作成するとともに、個々の労働者に対して運動指導を行う。
  • 運動指導担当者が中心となって行う健康測定の結果に基づき、産業栄養指導担当者が、個々の労働者に対して必要な栄養指導を行う。
  • 喫煙及び飲酒に関することは、産業保健指導担当者が行う保健指導の内容に含まれる。
  • 健康保持増進措置を実施するためのスタッフは、いかなる場合でもその事業場内で確保するべきであり、外部の機関に委託してその職務を実施させてはならない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解 4

1 事業場内健康保持推進体制の整備に関する事項は、健康保持増進計画で定める事項となります。誤りです。

2 産業医が、運動指導等の健康指導を行うのは、健康測定の実施結果によるので、誤りです。

3 健康測定は、原則として産業医が中心となって行います。

4 産業保健指導担当者の指導に「喫煙及び飲酒」に関することが含まれます。正しいです。

5 いわゆる心と体の健康づくり(THP)の基本は、産業医を頂点として、「健康測定」「健康指導」「実践活動」「生活習慣病の改善と職場の活性化」「健康づくりの計画」の循環をさせ、快適職場環境の向上と健康増進が目的になります。目的達成のためには、外部の機関に委託し、総合力で展開することが重要になります。よって、本肢は誤りです。

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02

正解:4

1.誤
 事業場内健康保持増進体制の整備に関することは、健康保持増進計画で定める事項に含まれます。

2.誤
 健康診断ではなく、「健康測定」が正しいです。健康測定とは生活状況調査、医学的検査、運動機能検査を定期的に行うことにより、健康状態を継続的に心身両面から把握することで、健康診断は医学的検査に含まれます。

3.誤
 健康測定は産業医が中心となって行います。

4.正
 記述のとおりです。

5.誤
 当該スタッフを確保できない場合は、外部のサービス機関に委託が可能です。

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03

正解:4、正しい。記述のとおり。

1、誤り、事業場内健康保持増進体制の整備に関することは、健康保持増進計画で定める事項に含まれます。

2、誤り、運動指導を行うのは運動指導担当者です。

3、誤り、健康測定の結果は産業医が担当します。

5、誤り、康保持増進措置を実施するためのスタッフは、外部の機関に委託してその職務を実施させることも可能です。

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04

正解4
1.×
誤りです。健康保持増進計画で定める事項には、事業場内健康保持増進体制の整備に関することが含まれます。

2.×
誤りです。産業医は、健康測定を実施し、その結果に基づいて個人ごとの指導票を作成します。さらに、当該個人指導票により、健康保持増進措置を実施する他のスタッフに対して指導を行います。

3.×
運動指導担当者は、健康測定の結果に基づき、個々の労働者に対して具体的な運動プログラムを作成して、運動実践を行うにあたっての指導を行います。健康測定を中心となって行うことはありません。

産業栄養指導担当者は労働者に対して必要な栄養指導を行います。

4.◯
正しい記載です。産業保健指導担当者が行う保健指導には、睡眠、喫煙、飲酒、口腔保健などの健康的な生活への指導および教育が含まれます。

5.×
誤りです。健康保持増進措置を実施するためのスタッフの確保が事業場内で困難な場合は、労働者の健康の保持増進のための業務を行う外部のサービス機関などに委託して実施することが可能です。

参考:厚生労働省ホームページhttps://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/kouji/K151130K0010.pdf

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