第一種衛生管理者の過去問
平成29年4月公表
労働生理 問42
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問題
第一種 衛生管理者試験 平成29年4月公表 労働生理 問42 (訂正依頼・報告はこちら)
疲労などに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 産業疲労は、疲労徴候の現れ方により、急性疲労、慢性疲労、日周性疲労などに分類することができる。
- 産業疲労は、生体に対する労働負荷が大きすぎることによって引き起こされるが、その回復や蓄積は日常生活ともかかわっている。
- 作業の各局面で生じる疲労を後へ持ち越さないようにすることは、産業疲労の対策として大切なことである。
- 近年の職場では、全身疲労のみならず、体の一部の筋肉を使うVDT作業などによる局所疲労が問題となっている。
- 身体活動強度(メッツ)は、身体活動の強さが軽作業時の何倍に相当するかを表す単位である。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.正
産業疲労の分類例として正しいです。
急性疲労:数分~数十分の連続作業による疲労
慢性疲労:連日にわたる過大労働による疲労
日周性疲労:生活サイクルの不調による疲労
となります。
2.正
よく耳にしたり、皆さん感じているとおり、
(産業)疲労の回復や蓄積度合は、睡眠や運動、
食事等の日常生活と深い関係があります。
3.正
2.同様、適度な休息等が産業疲労を溜めない
対策として重要です。
4.正
パソコン作業に代表されるVDT作業は、
目を始めとする局所的な疲労を生じさせます。
5.誤
身体活動強度(メッツ)は、身体活動の強さが安静時の何倍に相当するかで表す単位で、
軽作業時ではありませんので本問は誤りです。
座って安静にしている状態が1メッツ、
普通歩行が3メッツに相当します。
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02
1 疲労の分類は、身体的疲労と精神的疲労、動的疲労と静的疲労、急性疲労と慢性疲労、全身疲労と局所疲労等に分けられます。
2 疲労蓄積は、日常の生活にかかわります。
3 その日の疲労は、持ち越さないためにも睡眠は重要な要素をなします。
4 VDT作業は、パソコン(AIの敷衍で)使用が大きな要因になります。
5 メッツは、安静時の何倍かに相当するかを表す単位です。座位で1メッツ、歩行状態で3メッツのように使います。本肢は、軽作業時とあり、誤りです。
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03
文中の「軽作業時」の部分が誤りで正しくは「安静時」です。このメッツに関して具体的な運動との関係は以下の厚生労働省のサイトがわかりやすいです。参考までにURLを付記します。
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/11/s1109-5g.html
他の選択肢1,2,3,4は正しい記述で文のとおりです。
なお選択肢4のVDT作業はディスプレイ、キーボード等により構成されるVDT機器を使う作業のことを指し、具体的にはコンピュータでの作業、あるいはモニター監視に関する仕事などが該当します。
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04
1.◯
正しい記載です。産業疲労は、疲労徴候の現れ方により、急性疲労、慢性疲労、日周性疲労などに分類することができます。
2.◯
正しい記載です。
3.◯
作業の各局面で生じる疲労を後へ持ち越さないようにすることは、産業疲労の対策として大切なことの1つです。
4.◯
正しい記載です。近年の職場では、コンピューターを用いることが増えており、V DT作業などによる局所疲労が問題となっています。
5.×
誤りです。メッツ(METs)とは運動や身体活動の強度の単位です。安静時を1とした時と比較して、何倍のエネルギーを消費するかで算出されます。
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