第一種衛生管理者の過去問
平成30年4月公表
関係法令（有害業務に係るもの） 問1

正解：4

1.正
製造業においては、常時使用する労働者が300人以上であれば総括安全衛生管理者を選任しなければなりませんので800人の事業場であれば選任義務があります。

2.正
常時500人以上の労働者を使用する事業場で、労働基準法施行規則に定める有害業務に常時30人以上の労働者を従事させる場合は、衛生管理者のうち1人を衛生工学衛生管理者免許を受けた者のうちから選任しなければなりません。
多量の高熱物体を取り扱う業務はこの有害業務にあたり、100人が従事とありますので該当します。

3.正
常時500人以上の労働者を使用する事業場で、労働基準法施行規則に定める有害業務に常時30人以上の労働者を従事させる場合は、衛生管理者を少なくとも一人を専任としなければなりません。
多量の高熱物体を取り扱う業務はこの有害業務にあたり、100人が従事とありますので該当します。

4.誤
深夜業務に常時 500 人以上の労働者を従事させる事業場では、その事業場に専属の産業医を選任しなければなりません。
設問の事業場では550人が深夜業務に従事とありますので専属の産業医専任義務があります。

5.正
特定化学物質のうち第三類物質(アンモニア、硫酸等)を製造する事業場では、特定化学物質作業主任者を選任しなければなりません。

正解は４です。

1 .○
記述の通りです。
業種により異なりますが、製造業では常時使用する労働者数が300人以上で総括安全衛生管理者を選任します。

2 .○
記述の通りです。
常時500人を超え、多量の高熱物体を取り扱う業務に30人以上(100人)従事しているので
衛生管理者のうち1人を衛生工学衛生管理者免許を受けた者のうちから選任しなければなりません。

3 .○
記述の通りです。
常時使用する労働者数が1000人を超えていても専任の衛生管理者を選任します。
常時500人を超え、有害業務に(多量の高熱物体を取り扱う業務に)30人以上(100人)従事しているので該当します。

4 .×
深夜業を含む業務に常時500人以上の労働者が従事していれば
産業医は専属でなければならないので誤りです。

5 .○
記述の通りです。
特定化学物質を製造していますので特定化学物質作業主任者を選任しなければなりません。

１：○
常時300人以上の労働者を使用する製造業の事業場は、総括安全衛生管理者を選任しなければなりません。
本問は、常時800人の労働者を使用する製造業の事業場ですので、総括安全衛生管理者を選任する必要があります。
よって、正しい選択肢です。

２：○
常時500人を超える労働者を使用し、かつ法定の有害業務のうちの一定の業務に常時30人以上の労働者を従事させている事業場では、衛生管理者のうち1人を、衛生工学衛生管理者免許を受けた者のうちから選任しなければならないことになっています。
本問では、多量の高熱物体を取り扱う業務が法定の有害業務に当たり、100人が従事していますので、衛生管理者のうち1人を衛生工学衛生管理者免許を受けた者のうちから選任する必要があります。
よって、正しい選択肢です。

３：○
常時500人を超える労働者を使用し、かつ法定の有害業務に常時30人以上の労働者を従事させている事業場では、衛生管理者のうち少なくとも1人を、専任の衛生管理者として選任しなければならないことになっています。
本問では、多量の高熱物体を取り扱う業務が法定の有害業務に当たり、100人が従事していますので、衛生管理者のうち少なくとも1人を、専任の衛生管理者として選任する必要があります。
よって、正しい選択肢です。

４：×
法定の有害業務に常時500人以上の労働者を従事させる事業場では、その事業場に専属の産業医を選任しなければならないことになっています。
本問では、深夜業を含む業務が法定の有害業務に当たり、常時550人が従事していますので、専属の産業を選任する必要があります。
選択肢では、産業医はこの事業場に専属の者ではありませんので、誤った選択肢です。

５：○
特定化学物質のうち第三類物質を製造する業務に60人が従事しています。
特定化学物質を製造する作業を行っていますので、特定化学物質作業主任者を選任する必要があります。
よって、正しい選択肢です。