第一種衛生管理者の過去問
令和2年10月公表
関係法令（有害業務に係るもの以外のもの） 問21

１：○
２：×
３：○
４：○
５：○

労働者の健康管理等について、事業者に対して行う必要な勧告に関することは、産業医の業務ですので、2が誤った選択肢です。
その他は全て、事業者が衛生管理者に管理させるべき業務として定められています。

正解2
衛生管理者は、総括安全衛生管理者が統括管理すべき業務のうち、衛生に関する技術的事項を管理します。

【総括安全衛生管理者が統括管理すべき業務】
①労働災害の原因の調査及び再発防止対策に関すること。
②健康診断の実施その他健康の保持増進のための措置に関すること。
③労働者の危険又は健康障害を防止するための措置に関すること。
④労働者の安全又は衛生のための教育の実施に関すること。
⑤その他労働災害を防止するために必要な業務
・安全衛生に関する方針の表明に関すること。
・安全衛計画の作成、実施、評価及び改善に関すること。
・危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置に関すること

以上から2の選択肢が誤りとなります。
事業者に対して行う労働者の健康管理等についての必要な勧告に関することを管理するのは産業医です。

正解は、２　です。

１．正しいです。
労働者に安全衛生に関する方針の表明に関する事を示す事は、職務の一つとなります。

２．誤りです。
衛生管理者は、事業者に勧告は行えないです。但し、労働者の健康保持増進に努めるように環境整備を行なう事が求められています。

３．正しいです。
職務として労働者が働きやすい環境整備等、安全衛生管理において、計画、実施、評価、改善が求められています。

４．正しいです。
労働災害において、原因の調査、再発防止に関する立案、環境整備、労働者への災害防止の働きかけ等の職務があります。

５．正しいです。
健康診断は、事業者の労働者に対する責務となっており、衛生管理者は、健康診断の受診を推進する職務も担っております。