第一種衛生管理者の過去問
令和4年10月公表
関係法令(有害業務に係るもの) 問10
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第一種 衛生管理者試験 令和4年10月公表 関係法令(有害業務に係るもの) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
労働基準法に基づき、満17歳の女性を就かせてはならない業務に該当しないものは次のうちどれか。
- 異常気圧下における業務
- 20㎏の重量物を断続的に取り扱う業務
- 多量の高熱物体を取り扱う業務
- 著しく寒冷な場所における業務
- 土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
女性の就業制限に関する問題は、女性労働基準規則から出題されます。
異常気圧下における業務は、満18歳に満たない女性の就業が禁止されています。
よって、満17歳の女性を就かせてはならない業務に該当します。
20kgの重量物を断続作業として取り扱う業務は、満16歳以上女性であれば就業することができます。
よって、満17歳の女性を就かせてはならない業務に該当しません。
多量の高熱物体を取り扱う業務は、満18歳に満たない女性の就業が禁止されています。。
よって、満17歳の女性を就かせてはならない業務に該当します。
著しく寒冷な場所における業務は、満18歳に満たない女性の就業が禁止されています。
よって、満17歳の女性を就かせてはならない業務に該当します。
土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務は、満18歳に満たない女性の就業が禁止されています。
よって、満17歳の女性を就かせてはならない業務に該当します。
満○歳の女性といった限定的な珍しい出題のされ方です。
女性の就業制限に関する問題は、「全ての女性」または「妊産婦」に関する問題が多いので、こちらは確実に押さえておきましょう。
参考になった数136
この解説の修正を提案する
02
〈解説〉
女性の就業制限に関する問題です。
重量物の制限についてはよく問われますので、
対策しておきましょう。
・重量物の制限(女性)
満16歳未満・・・断続作業12kg以上、継続作業8kg以上
満16歳以上18歳未満・・・断続作業25kg以上、継続作業15kg以上
満18歳以上・・・断続作業30kg以上、継続作業20kg以上
この重量以上の重量物を扱う業務は禁止されています。
これは正しい選択肢になります。
異常気圧下における業務は、満18歳に満たないものに就かせてはなりません。
これは誤りの選択肢になります。
満16以上18歳未満の女性は、重量が15kg以上の継続作業と、
25kg以上の断続作業に就かせてはなりません。
そのため、20kgの重量物を断続的に取り扱う作業は該当しません。
これは正しい選択肢になります。
多量の高熱物体を取り扱う業務は、満18歳に満たないものに就かせてはなりません。
これは正しい選択肢になります。
著しく寒冷な場所における業務は、満18歳に満たないものに就かせてはなりません。
これは正しい選択肢になります。
土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務は、
満18歳に満たないものに就かせてはなりません。
参考になった数34
この解説の修正を提案する
03
女性の就業制限に関する問題です。妊産婦以外の女性についても適用される就業制限の内容を理解しているかどうかの問題です。
異常気圧下における業務に満18歳未満の女性は従事できません。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
重量物を断続的に取り扱う業務については、年齢区分で扱える重量が決められています。
満16歳以上満18歳未満の女性は25kg以上の重量物を取り扱う業務に従事することができません。
よって、満17歳の女性が20kgの重量物を断続的に取り扱うことはできるため、本選択肢の内容は誤りです。
多量の高熱物体を取り扱う業務に満18歳未満の女性は従事できません。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
著しく寒冷な場所における業務に満18歳未満の女性は従事できません。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
土石、獣毛等のじんあい又は粉末を著しく飛散する場所における業務に満18歳未満の女性は従事できません。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
満18歳未満ですと、女性の就業制限と年少者の就業制限の両方が関係してきます。
女性に関する就業制限については、年少者の就業制限、妊産婦等の就業制限、女性の就業制限の3つの視点から整理しておきましょう。
参考になった数28
この解説の修正を提案する
前の問題(問9)へ
令和4年10月公表問題一覧
次の問題(問1)へ