第一種衛生管理者の過去問
令和4年10月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問1

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問題

第一種 衛生管理者試験 令和4年10月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

次の化学物質のうち、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか。
ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
  • 塩化ビニル
  • ジクロロベンジジン
  • アクリロニトリル
  • 硫化水素
  • アンモニア

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この過去問の解説 (3件)

01

常温・常圧(25℃、1気圧)下での空気中有害化学物質の性状に関する問題です。

選択肢1. 塩化ビニル

塩化ビニルの常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中での状態はガスです。

よって、誤った選択肢です。

選択肢2. ジクロロベンジジン

ジクロルベンジジンは常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態は粉じんです。

よって、誤った選択肢です。

選択肢3. アクリロニトリル

アクリロニトリルは常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態は蒸気です。

正しい選択肢です。

選択肢4. 硫化水素

硫化水素は常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態はガスです。

よって、誤った選択肢です。

選択肢5. アンモニア

アンモニアは常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態はガスです。

よって、誤った選択肢です。

まとめ

空気中に存在する汚染物質の状態は、固体、液体、気体に分かれ、それぞれ、固体(ヒューム、粉じん)、液体(ミスト)、気体(蒸気、ガス)に分類されます。

汚染物質とその状態の分類はしっかり把握しておきましょう。

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02

空気中の化学物質は以下のような状態で存在しています。

基本的な事項を覚えておきましょう。

赤色→気体  青色液体  灰色→個体

ガス…常温常圧下で気体のもの

蒸気…常温常圧下で液体、固体の物質が蒸気圧によって蒸発、昇華して気体となっているもの

ミスト…液体の微細な粒子が空気中に浮遊しているもの

粉じん…個体微粒子が空気中に浮遊しているもの

ヒューム…金属の気体が空気中で凝固したもの

選択肢1. 塩化ビニル

これは誤りの選択肢になります。

塩化ビニルの常温常圧下での状態はガスです。

選択肢2. ジクロロベンジジン

これは誤りの選択肢になります。

ジクロロベンジジンの常温常圧下での状態は粉じんです。

選択肢3. アクリロニトリル

これは正しい選択肢になります。

アクリロニトリルの常温常圧下での状態は蒸気です

選択肢4. 硫化水素

これは誤りの選択肢になります。

硫化水素の常温常圧下での状態はガスです。

選択肢5. アンモニア

これは誤りの選択肢になります。

アンモニアの常温常圧下での状態はガスです。

まとめ

ガスは種類が覚えるのが大変なので、蒸気やヒュームなどの種類を覚えておき、ほかの物質はガスであるという風に覚えましょう。

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03

常温常圧時の化学物質の状態を覚えているかどうかの問題です。

選択肢1. 塩化ビニル

塩化ビニルは、常温常圧時では気体です。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢2. ジクロロベンジジン

ジクロロベンジジンは、常温常圧時では粉塵です。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢3. アクリロニトリル

アクリロニトリルは、常温常圧時では蒸気です。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢4. 硫化水素

硫化水素は、常温常圧時では気体です。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢5. アンモニア

アンモニアは、常温常圧時では気体です。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

まとめ

常温常圧時での状態については、根気よく覚えていく必要があります。蒸気の状態であるものとしては、アクリロニトリルの他には、水銀、二硫化炭素、アセトンなどが有名です。あわせて覚えましょう。

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