第一種衛生管理者の過去問
令和5年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問1
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問題
第一種 衛生管理者試験 令和5年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
化学物質等による疾病のリスクの低減措置について、法令に定められた措置以外の措置を検討する場合、優先度の最も高いものは次のうちどれか。
- 化学物質等に係る機械設備等の密閉化
- 化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置
- 作業手順の改善
- 化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用
- 化学反応のプロセス等の運転条件の変更
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この過去問の解説 (3件)
01
厚生労働省の掲げる労働災害を防止するためリスクアセスメントでは、以下のように優先度を並べています。
化学反応のプロセス等の運転条件の変更
↓
化学物質等に係る機械設備等の密閉化
↓
化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置
↓
作業手順の改善
↓
化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用
選択肢の中での優先順位は2番目です。
よって、誤った選択肢です。
選択肢の中での優先順位は3番目です。
よって、誤った選択肢です。
選択肢の中での優先順位は4番目です。
よって、誤った選択肢です。
選択肢の中での優先順位は5番目です。
よって、誤った選択肢です。
選択肢の中での優先順位は1番目です。
正しい選択肢です。
本問は優先度が最も高いものを選ぶ問題ですが、優先順位の高い順に並べた場合の組み合わせを選ぶ問題も出題されます。
確実に覚えておかないと得点できない問題です。
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02
化学物質等による疾病のリスクの低減措置について、「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」にて、優先順位が定められています。
① 危険性又は有害性のより低い物質への代替、化学反応のプロセス等の運 転条件の変更、取り扱う化学物質等の形状の変更等又はこれらの併用によ るリスクの低減
②化学物質等に係る機械設備等の防爆構造化、安全装置の二重化等の工学 的対策又は化学物質等に係る機械設備等の密閉化、局所排気装置の設置等 の衛生工学的対策
③ 作業手順の改善、立入禁止等の管理的対策
④ 化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用
化学物質等に係る機械設備等の密閉化は、「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」の優先順位では2番目にあたります。
化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置は、「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」の優先順位では2番目にあたります。
作業手順の改善は、「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」の優先順位では3番目にあたります。
化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用は、「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」の優先順位では4番目にあたります。
化学反応のプロセス等の運転条件の変更は、「化学物質等による危険性又は有害性等の調査等に関する指針」の優先順位では1番目にあたります。
化学物質等による疾病のリスクの低減措置は、
まず、その化学物質を使わないようにすること
使うとしたときに密閉できるような手段をとること
使うにあたって作業手順を改善すること
それでも使用する際に保護具を使用することの順になっています。
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03
疾病のリスク低減措置について、優先度の高い順番を問う問題です。
優先度が高い順番は、①化学反応のプロセス等の運転条件の変更 ②化学物質等に係る機械設備等の密閉化 ③化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置 ④作業手順の改善 ⑤化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用 となります。
化学物質等に係る機械設備等の密閉化は、2番目です。
よって本選択肢の内容は誤りです。
化学物質等に係る機械設備等への局所排気装置の設置は、3番目です。
よって本選択肢の内容は誤りです。
作業手順の改善は、4番目です。
よって本選択肢の内容は誤りです。
化学物質等の有害性に応じた有効な保護具の使用は、5番目です。
よって本選択肢の内容は誤りです。
化学反応のプロセス等の運転条件の変更は、1番目です。
よって本選択肢の内容は正しいです。
疾病のリスク低減措置について、優先度の高い順番を正確に覚えましょう。
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