第一種衛生管理者の過去問
令和5年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問2
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問題
第一種 衛生管理者試験 令和5年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
次の化学物質のうち、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中で蒸気として存在するものはどれか。
ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
ただし、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。
- 塩化ビニル
- ジクロロベンジジン
- アクリロニトリル
- エチレンオキシド
- 二酸化マンガン
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この過去問の解説 (3件)
01
常温・常圧(25℃、1気圧)下での空気中有害化学物質の性状に関する問題です。
塩化ビニルの常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中での状態はガスです。
よって、誤った選択肢です。
ジクロルベンジジンは常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態は粉じんです。
よって、誤った選択肢です。
アクリロニトリルは常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態は蒸気です。
正しい選択肢です。
エチレンオキシドは常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態はガスです。
よって、誤った選択肢です。
二酸化マンガンは常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態は粉じんです。
よって、誤った選択肢です。
空気中に存在する汚染物質の状態は、固体、液体、気体に分かれ、それぞれ、固体(ヒューム、粉じん)、液体(ミスト)、気体(蒸気、ガス)に分類されます。
汚染物質とその状態の分類はしっかり把握しておきましょう。
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02
常温・常圧で空気中で蒸気として存在しているものを問う問題です。
ガス(気体)として存在しているものと混同しやすいので注意しましょう。
塩化ビニルは、常温・常圧ではガスとして存在しています。
よって本選択肢の内容は誤りです。
ジクロロベンジジンは、常温・常圧ではダスト(粉じん)として存在しています。
よって本選択肢の内容は誤りです。
アクリロニトリルは、常温・常圧では蒸気として存在しています。
よって本選択肢の内容は正しいです。
エチレンオキシドは、常温・常圧ではガスとして存在しています。
よって本選択肢の内容は誤りです。
二酸化マンガンは、常温・常圧ではダスト(粉じん)として存在しています。
よって本選択肢の内容は誤りです。
常温・常圧で蒸気として存在するのは、水銀・アセトン・二硫化炭素・トリクロロエチレン・ニッケルカルボニルなどが有名です。あわせて復習しておきましょう。
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03
問題文の中で、蒸気の定義がされています。「常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。」
つまり、まず、常温・常圧で液体又は個体の物質を選び、その中で揮発又は昇華しやすいものを選びます。
常温・常圧は、25℃、1気圧と定義されています。
SDSによると塩化ビニルは常温・常圧で気体です。
SDSによるとジクロロベンジジンは常温・常圧で灰色~紫色の針状結晶です。
SDSによるとアクリロニトリルは常温・常圧で刺激臭のある液体です。
アクリロニトリルは蒸気圧が高い(11.0kPa (20℃))ため蒸気として存在します。
SDSによるとエチレンオキシドは常温・常圧で気体です。
SDSによると二酸化マンガンは常温・常圧で黒色固体です。
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