第一種衛生管理者の過去問
令和5年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問4
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問題
第一種 衛生管理者試験 令和5年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
有機溶剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 有機溶剤の多くは、揮発性が高く、その蒸気は空気より軽い。
- 有機溶剤は、脂溶性が低いため、脂肪の多い脳などには入りにくい。
- ノルマルヘキサンによる障害として顕著なものには、白血病や皮膚がんがある。
- 二硫化炭素は、動脈硬化を進行させたり、精神障害を生じさせることがある。
- N,N−ジメチルホルムアミドによる障害として顕著なものには、視力低下を伴う視神経障害がある。
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この過去問の解説 (3件)
01
有機溶剤の性質や引き起こされる健康障害についての問題です。
有機溶剤は、揮発性が高く蒸気は空気より重い性質があります。
よって、誤った選択肢です。
有機溶剤は、脂溶性を有しているため、脂肪の多い脳などには入りやすい性質があります。
よって、誤った選択肢です。
ノルマルヘキサンによる障害としては、頭痛、めまい、多発性神経症などの末梢神経障害になります。
よって、誤った選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
N,N−ジメチルホルムアミドによる健康障害は頭痛、めまい、肝機能障害などがあります。
よって、誤った選択肢です。
有機溶剤の性質や健康障害に関する問題は頻出問題です。
確実に覚えることで得点源にできる問題です。
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02
有機溶剤の特質と健康障害に関する問題です。
なお、有機溶剤とは、他の物質を溶かす性質がある有機化合物の総称のことです。
有機溶剤の多くは、揮発性が高く、その蒸気は空気より重いです。
よって本選択肢の内容は誤りです。
有機溶剤は、脂溶性が高く、脂肪の多い脳などには入りやすいです。
よって本選択肢の内容は誤りです。
ノルマルヘキサンによる障害として顕著なものには、手足の感覚麻痺など末梢神経障害があります。発がん性はありません。
よって本選択肢の内容は誤りです。
二硫化炭素は、動脈硬化を進行させたり、精神障害を生じさせることがあります。
よって本選択肢の内容は正しいです。
なお、他にも多発性神経障害などを引き起こします。
N,N−ジメチルホルムアミドによる障害として顕著なものには、肝機能障害などがあります。視力低下を伴う視神経障害は引き起こしません。
よって本選択肢の内容は誤りです。
有機溶剤が引き起こす健康障害は頻出問題ですので、過去問を中心に正しく覚えましょう。
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03
有機溶剤の性質についてです。
有機溶剤の多くは、揮発性が高く、その蒸気は空気より「重い」ので間違っています。
有機溶剤は、脂溶性が「高い」ので間違っています。
ノルマルヘキサンの障害として顕著なものは、「多発性神経炎」があるので間違っています。
二硫化炭素の障害として顕著なものは、「脳血管障害、精神障害、肝障害、腎障害」です。
正しい選択肢です。
N,N−ジメチルホルムアミドによる障害として顕著なものは、「肝機能障害」です。
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