第一種衛生管理者の過去問
令和5年4月公表
労働生理 問1

呼吸は、横隔膜、肋間筋などの呼吸筋が周期的に収縮と弛緩をすることにより行われます。

胸膜の運動によるものではありません。

よって、誤った選択肢です。

肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は外呼吸です。

よって、誤った選択肢です。

説明文の通りです。

正しい選択肢です。

チェーンストークス呼吸は、心不全や脳卒中などにより、延髄の呼吸中枢の機能が衰えることが原因です。

よって、誤った選択肢です。

身体活動時には、血液中の二酸化炭素分圧の上昇により呼吸中枢が刺激され、１回換気量及び呼吸数が増加します。

窒素分圧ではありません。

よって、誤った選択肢です。

誤りです。

×胸膜→〇呼吸筋と横隔膜

誤りです。

×内呼吸→〇外呼吸

内呼吸と外呼吸の違いは頻出ですのでしっかり覚えましょう。

内呼吸：組織の内部で行われるガス交換。体内の細胞が行うものです。

外呼吸：肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換。

呼吸をして外の空気を吸ったり吐いたりするものです。

設問の通りです。

誤りです。

チェーンストークス呼吸は異常呼吸の１つです。

小さい呼吸から大きい呼吸、呼吸停止からまた小さい呼吸へというサイクルを繰り返します。

心不全や脳卒中、腎不全と関連しているといわれ、喫煙が原因とは言えません。

誤りです。

×窒素分圧→〇二酸化炭素分圧

血液中の二酸化炭素分圧の上昇により呼吸中枢が刺激されます。

これは誤りの選択肢になります。

胸膜が直接運動することはなく、横隔膜が運動することによって胸腔内の圧力を変化させて肺を伸縮させます。

これは誤りの選択肢になります。

肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管内の血液との間で行われるガス交換は外呼吸といいます。

体内の組織と血液で交換を行われるガス交換を内呼吸といいます。

これは正しい選択肢となります。

若い人ほど呼吸数は多くなります。

これは誤りの選択肢になります。

チェーンストークス呼吸とは中枢神経系の疾患や心臓疾患（脳卒中、脳損傷、心不全、高山病）などにより起こります。

ただし、肺機能が低下するのではなく、延髄の網様体にある呼吸中枢に問題が起こることで発症します。

これは誤りの選択肢になります。

血液中の窒素分圧ではなく、二酸化炭素分圧になります。

窒素分圧が上昇して発症するのは減圧症になりますので注意しましょう。

呼吸は、「呼吸筋」が運動（収縮と弛緩）することで、肺腔内の圧力を変化させ、肺を受動的に収縮させることにより行われます。

肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、「外呼吸」です。

成人の呼吸数は、通常、１分間に16～20回であるが、食事、入浴、発熱などによって増加します。

正しい選択肢です。

チェーンストークス呼吸は、喫煙が原因でなるわけではありません。

身体活動時には、血液中の「二酸化炭素」の分圧の上昇により呼吸中枢が刺激され、1 回換気量及び呼吸数が増加します。

誤りです。

文中の「胸膜」の部分が誤りで、正しくは「横隔膜」です。

誤りです。

文末の「内呼吸である」の部分が誤りで、正しくは「外呼吸である」です。

組織細胞と血液の間のガス交換がない呼吸です。

正しいです。文のとおりです。

誤りです。

チェーンストークス呼吸は肺機能というよりは、呼吸中枢に問題があり、

呼吸が徐々に増大と減少を繰り返し、

最も減弱したときにしばらく停止しているような周期的な異常呼吸をいいます。

原因としては、中枢神経疾患、アルコール中毒、心不全などが挙げられます。

喫煙は原因となりません。

誤りです。

文中の「窒素分圧」が誤りで、正しくは「二酸化炭素分圧」です。