第一種衛生管理者の過去問
令和5年10月公表
関係法令(有害業務に係るもの以外のもの) 問3
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問題
第一種 衛生管理者試験 令和5年10月公表 関係法令(有害業務に係るもの以外のもの) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
労働安全衛生規則に基づく医師による健康診断に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 雇入時の健康診断において、医師による健康診断を受けた後3か月を経過しない者が、その健康診断結果を証明する書面を提出したときは、その健康診断の項目に相当する項目を省略することができる。
- 雇入時の健康診断の項目のうち、聴力の検査は、1,000Hz及び4,000Hzの音について行わなければならない。
- 深夜業を含む業務に常時従事する労働者に対し、6か月以内ごとに1回、定期に、健康診断を行わなければならないが、胸部エックス線検査については、1年以内ごとに1回、定期に、行うことができる。
- 定期健康診断を受けた労働者に対し、健康診断を実施した日から3か月以内に、当該健康診断の結果を通知しなければならない。
- 定期健康診断の結果に基づき健康診断個人票を作成して、これを5年間保存しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
労働安全衛生規則の健康診断に関する問題です。
健康診断についての規定は、労働安全規則の第43条~第52条にあります。
では、選択肢をみていきましょう。
正しいです。
第43条に
「ただし、医師による健康診断を受けた後、
三月を経過しない者を雇い入れる場合において、
その者が当該健康診断の結果を証明する書面を提出したときは、
当該健康診断の項目に相当する項目については、この限りでない。」
とあります。
正しいです。
第43条三に規定されています。
正しいです。
第45条に規定されています。
誤りです。
文中の「3か月以内」の部分が誤りです。
正しくは「遅滞なく」です。
第51条の四にあります。
なお、「遅滞なく」の目安は「概ね1か月以内」を指します。
正しいです。
第51条に規定されています。
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02
労働安全衛生規則に基づく医師による健康診断に関する問題です。
健康診断は、①一般健康診断 ②特殊健康診断 ③行政指導による健康診断に分けることができます。どの健康診断に該当する内容か整理しながら解くようにしましょう。
労働安全衛生規則には、雇入時の健康診断において、医師による健康診断を受けた後3か月を経過しない者が、その結果を証する書面を提出した場合は、当該健康診断の項目に相当する項目について受診せず省略することができる旨定められています。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
労働安全衛生規則には、雇入時の健康診断で実施される聴力検査については、年齢問わず、 1,000Hz 及び 4,000Hz の音について実施しなければならない旨定められています。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
労働安全衛生規則には、深夜業を含む業務に常時従事する労働者は、①6か月以内ごとに1回、定期に、所定の項目について健康診断を受診しなければなりません。なお、②胸部エックス線検査及び喀痰検査については、1年以内ごとに1回、定期に受診すればよいと定められています。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
労働安全衛生規則には、事業者は、定期健康診断を受けた労働者に対し、健康診断を実施した日から「3か月以内」ではなく、「遅滞なく」当該健康診断の結果を通知しなければならない旨定められています。
よって、本選択肢の内容は誤りです。
労働安全衛生規則には、事業者は、定期健康診断の結果に基づき健康診断個人票を作成して、これを5年間保存する義務がある旨定められています。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
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