第一種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働衛生(有害業務に係るもの) 問6

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問題

第一種 衛生管理者試験 令和6年4月公表 労働衛生(有害業務に係るもの) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

化学物質とその常温・常圧(25℃、1気圧)での空気中における状態との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。
ただし、ガスとは、常温・常圧で気体のものをいい、蒸気とは、常温・常圧で液体又は固体の物質が蒸気圧に応じて揮発又は昇華して気体となっているものをいうものとする。

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この過去問の解説 (3件)

01

化学物質の状態に関する問題です。

内容を理解しておきましょう。

選択肢1. アセトン ………………………………… ガス

誤りです。

アセトンは常温・常圧の空気中で蒸気として存在します。

選択肢2. 塩素 ……………………………………… ガス

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢3. テトラクロロエチレン ………………… 蒸気

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢4. ナフタレン ……………………………… 蒸気

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢5. フェノール ……………………………… 蒸気

正しいです。

記述のとおりです。

参考になった数25

02

化学物質の性状についての問題です。化学物質の数が多いので、頻出の化学物質については必ず覚えて、消去法で選択肢を絞り込みましょう。

 

物質の三態分類 性状 化学物質例
固体粉じん空気中に浮遊する固体微粒子石綿、無水クロム酸など
ヒューム金属の蒸気が空気中で凝固した固体微粒子酸化亜鉛、酸化カドミウム、酸化鉛など
液体ミスト空気中に浮遊する液体微粒子クロム酸、シアン化物、硝酸、硫酸など
気体蒸気液体または固体の物質が揮発または昇華した気体アセトン、水銀、二硫化炭素、フェノールなど
ガス常温常圧で気体アンモニア、塩化ビニル、塩素、ホルムアルデヒド、二酸化硫黄など

選択肢1. アセトン ………………………………… ガス

誤りです。

常温常圧で液体が揮発して気体となるので、蒸気です。

選択肢2. 塩素 ……………………………………… ガス

正しいです。

常温常圧で気体なので、ガスです。

選択肢3. テトラクロロエチレン ………………… 蒸気

正しいです。

常温常圧で液体が揮発して気体となるので、蒸気です。

選択肢4. ナフタレン ……………………………… 蒸気

正しいです。

常温常圧で固体が昇華して気体となるので、蒸気です。

選択肢5. フェノール ……………………………… 蒸気

正しいです。

常温常圧で固体が昇華して気体となるので、蒸気です。

参考になった数16

03

化学物質が、常温・常圧(25℃、1気圧)の空気中でどのような状態となっているかは以下の通りです

【常温常圧下でガス】
ホルムアルデヒド、塩化ビニル(モノマー)、エチレンオキシド、塩素、硫化水素
【常温常圧下で蒸気】
二硫化炭素、アクリロニトリル、ナフタレン、塩素化ビフェニル、テトラクロロエチレン、ニッケルカルボニル、硫酸ジメチル、アセトン、フェノール、
【常温常圧下で液体】
臭素、水銀

選択肢1. アセトン ………………………………… ガス

アセトンは常温常圧下では、蒸気です。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢2. 塩素 ……………………………………… ガス

塩素は常温常圧下では、ガスです。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢3. テトラクロロエチレン ………………… 蒸気

テトラクロロエチレンは常温常圧下では、蒸気です。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢4. ナフタレン ……………………………… 蒸気

ナフタレンは常温常圧下では、蒸気です。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢5. フェノール ……………………………… 蒸気

フェノールは常温常圧下では、蒸気です。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

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