第一種衛生管理者 過去問
令和7年4月公表
問13 (労働衛生(有害業務に係るもの) 問3)
問題文
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問題
第一種衛生管理者試験 令和7年4月公表 問13(労働衛生(有害業務に係るもの) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
- 有機溶剤の蒸気は、空気より重いため、地下室やピットなどの通気が不十分な場所では滞留しやすい。
- 有機溶剤は、全て脂溶性があるほか、揮発性及び引火性があるものが多い。
- 有機溶剤による障害のうち、皮膚や粘膜の症状には、皮膚の角化、結膜炎などがある。
- 低濃度の有機溶剤の繰り返しばく露では、頭痛、めまい、記憶力減退、不眠などの不定愁訴がみられる。
- メタノールによる障害として顕著なものは、網膜微細動脈瘤(りゅう)を伴う脳血管障害である。
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この過去問の解説 (3件)
01
有機溶剤と健康障害に関する問題です。
労働災害を防ぐためにも必要な知識です。
では、選択肢をみていきましょう。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
他に火傷様の皮膚炎もあります。
正しいです。文のとおりです。
誤りです。
メタノールで起こる障害は網膜・視神経障害、脳浮腫などです。
網膜細動脈瘤を伴う脳血管障害に関係のある物質は、
二硫化炭素です。
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02
労働安全衛生法第14条、
労働安全衛生法施行令第6条によると、
規定された有機溶剤を使用する作業は、
労働災害を防止するための管理が必要です。
有機溶剤の蒸気は、常温では一般に液体で、
揮発しやすく、空気より重いとされています。
地下室やピットなどの通気が不十分な場所では滞留しやすいので、
これは正しいと考えられます。
有機溶剤は、脂溶性で、揮発性及び引火性があるものが多いとされていますので、
これは正しいと考えられます。
有機溶剤は、皮膚や粘膜からも体内に吸収され、皮膚の角化、結膜炎などの原因となりますので、
これは正しいと考えられます。
低濃度の有機溶剤の繰り返しばく露は、
慢性中毒の原因となります。
頭痛、めまい、記憶力減退、不眠などの不定愁訴がみられますので、
これは正しいと考えられます。
メタノールは、
溶剤のほか化学原料などにも利用され、
その中毒症状には、
視覚障害や意識障害などがあります。
誤っているものを選びますので、
これが正答であると考えられます。
なお、網膜の動脈にコブができる網膜微細動脈瘤(りゅう)を伴う脳血管障害は、
二硫化炭素による健康障害のひとつとされています。
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03
有機溶剤の性質についてです。ある程度過去問を解くことで言い回しや選択肢をみただけで正答できる問題が多いです。
正しいです。有機溶剤の蒸気は概ね空気より重い性質があります。
正しいです。「全て」という文言に引っかかりますが脂溶性があるほか、揮発性及び引火性があるものが多いです。
正しいです。有機溶剤による障害は様々な症状を呈します。もちろん疼痛があり失明すらあり得ます。
正しいです。有機溶剤の諸症状は数多く、不定愁訴として表現されています。
誤りです。メタノールによる障害として顕著なものは視神経障害です。メタノールの「メ」を「眼」とイメージ付けて覚えてしまいましょう。
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