第一種衛生管理者 過去問
令和7年4月公表
問17 (労働衛生(有害業務に係るもの) 問7)
問題文
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問題
第一種衛生管理者試験 令和7年4月公表 問17(労働衛生(有害業務に係るもの) 問7) (訂正依頼・報告はこちら)
- 一酸化炭素による中毒では、ヘモグロビン合成の障害による貧血、溶血などがみられる。
- 二酸化窒素による健康障害では、肺水腫、気管支炎などがみられる。
- シアン化水素による中毒では、細胞内での酸素利用の障害による呼吸困難、けいれんなどがみられる。
- 硫化水素による健康障害では、脳神経細胞の障害による意識消失、呼吸麻痺(ひ)などがみられる。
- 弗(ふっ)化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などがみられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
化学物質による健康障害に関する問題です。
労働災害を防ぐためにも必要な知識です。
では、選択肢をみていきましょう。
誤りです。
一酸化炭素中毒では、ヘモグロビンの合成障害ではなく、
ヘモグロビンと一酸化炭素が結びつき、
体内への酸素運搬ができなくなってしまいます。
軽度では頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が起こり、
重度では、意識障害、昏睡が起こります。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
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02
労働安全衛生法第65条によると、
事業者は有害な業務を行う作業場で、
必要な作業環境測定を行い、
その結果を記録しておかなければなりません。
一酸化炭素による中毒は、
一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと容易に結合することから酸素の運搬能力が低下して生じます。
誤っているものを選びますので、
これが正答であると考えられます。
鉛による中毒では、
ヘモグロビン合成の障害による貧血、
溶血などがみられます。
二酸化窒素による健康障害では、
肺水腫、気管支炎などがみられますので、
これは正しいと考えられます。
シアン化水素による中毒では、
細胞内での酸素利用が障害され、
呼吸困難、けいれんなどがみられますので、
これは正しいと考えられます。
硫化水素による健康障害では、
脳神経細胞の障害による意識消失、
呼吸麻痺(ひ)などがみられますので、
これは正しいと考えられます。
弗(ふっ)化水素による慢性中毒では、
骨の硬化、斑状歯などがみられますので、
これは正しいと考えられます。
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03
化学物質の性状や作用をしっかり覚えましょう。
誤りです。一酸化炭素はヘモグロビンと非常に結びつきやすい性質があります。その結果、酸素を血液中に運搬できず中毒症状を呈します。合成障害ではありません。
正しいです。二酸化窒素は呼吸器を侵し、肺水腫や気管支炎を引き起こします。
正しいです。シアン化水素は細胞呼吸を阻害します。このため、呼吸器症状を中心とした症状が出現します。
正しいです。硫化水素は頭痛や吐き気、意識障害や呼吸麻痺など多様な症状を引き起こします。
正しいです。弗(ふっ)化水素による慢性中毒では、骨の硬化、斑状歯などが見られます。他の化学物質より特異的な症状が出現しますので覚えておきましょう。
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