第二種衛生管理者の過去問
平成26年10月公表
労働衛生 問15
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成26年10月公表 労働衛生 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
厚生労働省の「職場における喫煙対策のためのガイドライン」に基づく喫煙対策の進め方に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 空間分煙による施設・設備面の対策としては、可能な限り、喫煙室を設置することとし、これが困難である場合には、喫煙コーナーを設置する。
- 喫煙室又は喫煙コーナーに設置する喫煙対策機器としては、たばこの煙を除去して室内に排気する方式の空気清浄装置が最も有効であるので、これを設置し、適切に稼働させる。
- 喫煙室又は喫煙コーナーからのたばこの煙やにおいの漏れを防止するため、非喫煙場所との境界において、喫煙室又は喫煙コーナーへ向かう気流の風速を0.2m/s以上とするように必要な措置を講じる。
- 職場の空気環境の測定を行い、浮遊粉じんの濃度を0.15mg/m3以下及び一酸化炭素の濃度を10ppm以下とするように必要な措置を講じる。
- 妊婦及び呼吸器・循環器等に疾患を持つ労働者は、受動喫煙による健康への影響を一層受けやすい懸念があることから、空間分煙を徹底する等の配慮を行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 正しいです。
受動喫煙による非喫煙者の健康保全のために、喫煙コーナー設置等は有効な施策だからです。
2. 誤りになります。
換気対策の優先順位:発生個所の近くで吸引する局所排気装置⇒室内にある煙を屋外に排気する換気扇の設置⇒室内でろ過する空気清浄器の順になります。
3. 正しいです。
気流風速は、0.2m/s以上にすることになります。
4. 正しいです。
本肢の説明の通りになります。
5. 正しいです。
受動喫煙による健康への影響を考慮し、空間分煙の徹底化は最大限に必要とされます。
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02
文中の「最も有効である」という部分が誤りです。
文中の空気清浄装置の場合は手段の一つであって、最も有効というわけではありません。
喫煙対策機器の優先順位としては
①発生場所の近くで吸引する局所排気装置
②室内の煙を屋外に排気する換気扇
③本文に出てくる室内でろ過排気する空気清浄器
です。
他の選択肢については、文のとおり正しい記述となっています。
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03
1.正しい
記述のとおりです。
2.正しくない
喫煙室または喫煙コーナーには、たばこの煙を除去して「屋外」に排出する方式の喫煙対策機器を設置することが最も有効です。
3.正しい
非喫煙場所との境界において、喫煙室又は喫煙コーナーへ向かう気流の風速を「0.2m/s以上」とするように必要な措置を講じることとなっています。
4.正しい
浮遊粉じんの濃度を「0.15mg/m3以下」及び一酸化炭素の濃度を「10ppm以下」とするように必要な措置を講じることとされています。
5.正しい
記述のとおりです。
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