第二種衛生管理者の過去問
平成26年10月公表
労働衛生 問17
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成26年10月公表 労働衛生 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変などに分類される。
- 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。
- 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。
- 虚血性心疾患は、冠動脈による心筋への血液の供給が不足したり途絶えることにより起こる心筋障害である。
- 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊死が起こる心筋梗塞とに大別される。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.正しい
記述のとおりです。
2.正しい
記述のとおりです。
3.正しくない
脳梗塞の分類として
・脳血栓症:脳血管自体の動脈硬化性病変によるもの
・脳閉塞症:心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞するもの
4.正しい
記述のとおりです。
5.正しい
記述のとおりです。
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02
文中の「動脈硬化性病変による脳塞栓」の部分が誤りで正しくは「動脈硬化性病変による脳血栓」です。また文中の「脳血管を閉塞する脳血栓」の部分が誤りで正しくは「脳血管を閉塞する脳塞栓」です。
他の選択肢1,2,4,5については文のとおりで正しい記述です。
ちなみに虚血とは動脈血量の減少による局所的貧血です。このことを踏まえて選択肢4,5を読んでいただくとわかりやすいと思います。
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03
1. 正しいです。
別な分類(同義ですが):脳出血(出血性脳血管障害)・脳梗塞(虚血性脳血管障害)となります。
2. 正しいです。
本肢の説明の通りになります。
3. 誤りになります。
虚血性脳血管障害である脳梗塞は、①動脈硬化を主因とする、脳血栓症があります。②血栓を主因とする、塞栓性とがあります。本肢が誤っています。
4. 正しいです。
虚血性心疾患の典型的な説明となります。
5. 正しいです。
本肢の説明の通りになります。
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