第二種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働衛生 問18
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働衛生 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。
- ウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。
- 潜伏期間は、一般に、3~5時間である。
- 発生時期は、夏季が多い。
- 症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 毒素系ではなく、ウイルスです。感染性胃腸炎の原因となります。本記述は誤っています。
2 正しいです。調理品の十分な加熱や手洗いが必要になります。なお、嘔吐物の処理には塩素系漂白剤が良いとされています。
3 潜伏期間は1日から2日となります。本肢は誤りとなります。
4 冬季に発生し、12月、1月にピークとなります。夏季ではありません。
5 兎に角、激しい激痛を伴う下痢、嘔吐が主になります。神経症状の特徴ではありません。本肢は誤りとなります。
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02
他の選択肢については以下のとおりです。
1.ウイルス感染によるものなので不適切です。ちなみに毒素系として、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌によるものが挙げられます。
3.潜伏期間は1日~2日です。よって誤りです。
4.「夏季」ではなく「冬季」です。よって誤りです。
5.症状は嘔吐や下痢などの消化器症状です。よって誤りです。
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03
ノロウイルスの殺菌には、エタノールはあまり効果がなく【煮沸消毒や塩素系消毒剤】が有効です。
以上から、正解は選択肢2となります。
(参考:厚生労働省 ノロウイルス
関するQ&A https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html#13)
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