第二種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問22

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

心臓の働きと血液の循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 心筋は、意志と無関係に動く不随意筋である平滑筋から成り、自動的に収縮と拡張を繰り返す。
  • 体循環では血液は左心室から大動脈に入り、静脈血となって右心房に戻ってくる。
  • 肺循環では、血液は右心室から肺動脈を経て肺の毛細血管に入り、肺静脈を通って左心房に戻ってくる。
  • 肺を除く各組織の毛細血管を通過する血液の流れは、体循環の一部である。
  • 大動脈を流れる血液は動脈血であるが、肺動脈を流れる血液は静脈血である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 1

1 心筋は、意思とは無関係に動く不随意筋である「横紋筋」からなっています。平滑筋が誤りとなります。

2 体循環(大循環とも呼びます)の記述の通りとなります。正しいです。

3 肺循環のフローの記述の通りとなります。正しいです。

4 各組織の毛細血管を通過する血液の流れは、体循環(大循環)の一部です。よって、本肢は正しいです。

5 本記述は正しいです。なお、動脈血は酸素と栄養が豊富な血液を言います。さらに、静脈血は炭酸ガスと老廃物を多く含む血液のことです。

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02

正解1
体循環と肺循環は頻出問題です。きちんと覚えましょう。

1.×
誤りです。心筋は意志と無関係に動く不随意筋である【横紋筋】から成り、自動的に収縮と拡張を繰り返します。

2.◯
体循環:左心室→大動脈→全身(毛細血管)→静脈→右心房

3.◯
肺循環:右心室→肺動脈→肺(毛細血管)→肺静脈→左心房

4. ◯
記載のとおりです。肺を除く各組織の毛細血管を通過する血液の流れは、体循環の一部です。

5. ◯
酸素に富む血液(動脈血)は大動脈と肺静脈を流れます。二酸化炭素を多く含む血液(静脈血)は静脈と肺動脈を流れます。

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03

誤っているものは1です。
文中の「平滑筋」の部分が誤りで、正しくは「横紋筋」です。

心筋は不随意筋でありながら、全身に血液を送り込まなければならないため、運動に長けている横紋でもあります。

他の選択肢2,3,4,5は正しい記述です。

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