第二種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問24
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
成人の肝臓の機能として、誤っているものは次のうちどれか。
- 脂肪酸の分解及びコレステロールの合成
- 胆汁の生成
- 赤血球の産生及び分解
- アルコールなどの身体に有害な物質の分解
- グリコーゲンの合成及び分解
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この過去問の解説 (3件)
01
肝臓の重要な役目には、「代謝」「胆汁の分泌」「解毒作用」「血液凝固物質や血液凝固阻止物質の生成」などがあります。
1 胆汁が、脂肪を乳化させて脂肪分解を助けます。本記述は正しいです。
2 胆汁の生成作用があります。正しいです。
3 赤血球は、肝臓ではなく骨髄で産生されます。よって、本肢が誤りとなります。
4 解毒作用になります。正しいです。
5 肝臓は酵素を使い、栄養素を人体が利用しやすいようにしたり、蓄えたりする働きがあります。代謝機能により健康維持ができます。本記述は正しいです。
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02
赤血球のマクロファージによる捕捉分解は、肝臓でも行われます。(脾臓でも赤血球の破壊は行われます。)
しかし、産生は肝臓では行われず、骨髄で行われます。よって本選択肢は誤りです。
他の選択肢1,2,4,5は正しいものとなっています。
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03
肝臓の機能は主に代謝、解毒作用、胆汁の生成です。
代謝:脂肪酸の分解及びコレステロールの合成を行います。またグリコーゲン合成及び分解も行っています。
解毒作用:アルコールや薬剤など身体に有害な物質を分解して、毒性の低いものに変えます。
胆汁の生成:肝臓では脂肪の消化、吸収を助ける役割をもつ胆汁を生成します。
以上から誤りの選択肢は3となります。
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