第二種衛生管理者の過去問
平成28年4月公表
労働衛生 問16

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働衛生 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

在籍労働者数が60人の事業場において、在籍労働者の年間の延べ所定労働日数が14,400日、延べ実労働時間数が101,300時間であり、同期間の疾病休業件数が23件、疾病休業延べ日数が240日である。このときの疾病休業日数率及び病休件数年千人率の概算値の組合せとして、適切なものは次のうちどれか。
  • 疾病休業日数率0.10、病休件数年千人率227
  • 疾病休業日数率1.67、病休件数年千人率227
  • 疾病休業日数率1.67、病休件数年千人率383
  • 疾病休業日数率2.37、病休件数年千人率103
  • 疾病休業日数率2.37、病休件数年千人率383

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 3

この統計は、労働衛生活動を評価する指標になります。係数に注意が必要になります。

☆疾病休業日数率=疾病休業延日数/在籍労働者の延所定労働日数✖100が公式です。

これに設問の数字を当てはめますと、
240/14,400×100=1.6666 ⇒ 1.67となります。

☆病休件数千人率=疾病休業件数/在籍労働者数
✖1,000が公式です。

同様に数字を当てはめますと、
23/60×1,000=383.333 ⇒ 383となります。
よって、3の組合せが正解となります。

参考になった数93

02

「疾病休業日数率及び病休件数年千人率の概算値」を求める問題です。

正解:3

疾病休業日数率は、
(疾病休業延べ日数)÷(在籍労働者の年間の延べ所定労働日数)×100で求められ、
 240÷14400×100=1.67

病休件数年千人率は、
(疾病休業件数)÷(在籍労働者数)×1000で求められ、
 23÷60×1000=383

となります。

参考になった数22

03

適切なものは3です。

「疾病休業日数率」も「病休件数年千人率」も傷病休業統計に必要な値です。

傷病休業統計とは衛生管理の基礎的資料を作り、衛生教育に活用することを目的とします。

疾病休業日数率=統計対象期間の疾病休業延べ日数÷統計対象期間の在籍労働者の年間の所定労働日数×100
このことより、240÷14,400×100=1.67

病休件数年千人率=年間の傷病休業件数÷在籍労働者数×1000
このことより、23÷60×1000=383

以上のことより、3が正解となります。

参考になった数9