第二種衛生管理者の過去問
平成28年4月公表
労働衛生 問19
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成28年4月公表 労働衛生 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、サルモネラ菌によるものなどがある。
- 毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生した毒素によって起こる食中毒で、腸炎ビブリオ菌によるものなどがある。
- O-157やO-111は、ベロ毒素を産生する大腸菌で、これらによる食中毒は、腹痛や出血を伴う水様性の下痢などの症状を呈する。
- ボツリヌス菌は、缶詰、真空パック食品など酸素のない食品中で増殖して毒性の強い神経毒を産生し、筋肉の麻痺症状を起こす。
- ノロウイルスは、手指、食品などを介して経口で感染し、腸管で増殖して、『嘔吐、下痢、腹痛などの急性胃腸炎を起こすもので、冬季に集団食中毒として発生することが多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
食中毒の原因は、①細菌性②化学物質③自然毒に3大別されます。
1. 正しいです。
感染型は、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌が典型です。本肢は正しいです。
2. 誤りになります。
本肢の腸炎ビブリオ菌は、毒素型ではありません。感染型になります。よって、誤りです。なお、毒素型は、「ブドウ球菌やボツリヌス菌」があります。
3. 正しいです。
激痛を伴います。本肢の説明の通りになります。
4. 正しいです。
ボツリヌス菌は、酸素を嫌う菌になります。ボツリヌストキシンという毒素を産生します。
5. 正しいです。
本肢の説明の通りになります。
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02
文中の「腸炎ビブリオ菌」が誤りです。腸炎ビブリオ菌は感染型食中毒です。
毒素型食中毒の代表としては「ボツリヌス菌」があります。
他の選択肢1,3,4,5は正しい記述となっています。
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03
1.正しい
正しい記述です。
2.正しくない
毒素型食中毒は、食物に付着した細菌が増殖する際に産生した毒素によって起こる食中毒で、「黄色ブドウ球菌」によるものなどがある。
「腸炎ビブリオ菌」は、感染型食中毒を起こす菌です。
3.正しい
正しい記述です。
4.正しい
正しい記述です。
5.正しい
正しい記述です。
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