第二種衛生管理者の過去問
平成29年4月公表
関係法令 問3
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成29年4月公表 関係法令 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
衛生委員会に関する次の記述のうち、法令上、誤っているものはどれか。
- 衛生委員会の議長を除く全委員については、事業場に労働者の過半数で組織する労働組合がないときは、労働者の過半数を代表する者の推薦に基づき指名しなければならない。
- 衛生委員会の議長は、原則として、総括安全衛生管理者又は総括安全衛生管理者以外の者で事業場においてその事業の実施を統括管理するもの若しくはこれに準ずる者のうちから事業者が指名した委員がなる。
- 事業場に専属ではないが、衛生管理者として選任している労働衛生コンサルタントを、衛生委員会の委員として指名することができる。
- 衛生委員会の開催の都度、遅滞なく、委員会における議事の概要を、書面の交付等一定の方法によって労働者に周知させなければならない。
- 衛生委員会の議事で重要なものについては、記録を作成し、3年間保存しなければならない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 安衛法18条では、衛生委員会の議長を除く「半数」について、と謳っています。全委員ではありません。後半部分はそのままで問題はありません。よって、本肢が誤りとなります。
2 安全衛生委員会の議長は、互選によって選任されるものではありません。本肢の説明の通りとなります。
3 労働衛生コンサルタントを事業者が指名した者となります。本肢も正しいです。
4 時々刻々と変化する企業活動の生命線ともなりますので、委員会の議事録等は労働者に周知徹底することが、重大な任務となります。本肢は正しいです。
5 安衛法規則23条の条文そのものです。3年間保存義務があります。重要性からです。
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02
1の文中の「議長を除く全委員」という部分が誤りで、「議長を除く委員のうち半数は」と置き換えると正しい文になります。
他の選択肢については正しいです。
参考となる法文は労働安全衛生法第18条、労働安全衛生規則第21条~第23条です。
厚生労働省ホームページには衛生委員会について、まとめて説明しているものがあり、上記法文を網羅した形でまとめられています。
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03
2:○
3:○
4:○
5:○
誤った選択肢は1です。
労働者の過半数を代表する者の推薦に基づき指名しなければならない衛生委員会の委員は議長を除く委員のうち半数の委員です。
全委員ではありません。
その他は説明文の通りです。
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