第二種衛生管理者の過去問
令和2年4月公表
労働生理 問22
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問題
第二種 衛生管理者試験 令和2年4月公表 労働生理 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
感覚又は感覚器に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、直線的な比例関係にある。
- 皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、温度感覚(温覚・冷覚)などがあり、これらのうち冷覚を感じる冷覚点の密度は他の感覚点に比べて高い。
- 網膜の錐(すい)状体は明るい所で働き色を感じ、杆(かん)状体は暗い所で働き弱い光、明暗を感じる。
- 眼軸が短過ぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶ状態は近視である。
- 平衡感覚に関係する器官である前庭及び半規管は、中耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.×
物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度は比例関係にはなりません。
2.×
皮膚感覚のうち、痛点の密度は他の感覚点に比べて高いです。
3.◯
網膜には錐状体と杆状体という2種類の視細胞があります。錐状体は明るいところで働き、色を感じます。一方、杆状体は暗いところで働き、弱い光を感じます。
4.×
眼軸が長すぎるために、平行光線が網膜の前方で像を結ぶのが近視です。一方、眼軸が短すぎるために、平行光線が網膜の後方で像を結ぶのが遠視です。
5.×
前庭及び半規管は内耳にあって、体の傾きや回転の方向を知覚します。
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02
物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、対数に比例します。
よって、誤った選択肢です。
2:×
皮膚感覚のうち他の感覚点に比べて高い密度となっているものは痛覚を感じる痛覚点です。
よって、誤った選択肢です。
3:○
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
4:×
眼軸が短過ぎるために平行光線が網膜の後方で像を結ぶ状態は遠視です。
逆に、眼軸が長過ぎるために平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態が近視です。
よって、誤った選択肢です。
5:×
前庭及び半規管は、内耳にあります。
よって、誤った選択肢です。
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03
1.誤りです。
物理化学的な刺激の量と人間が意識する感覚の強度とは、直線的な比例関係にないです。
2.誤りです。
皮膚感覚には、触圧覚、痛覚、冷覚、温覚があります。分布密度は、痛覚、触圧覚、冷覚、温覚の順番に高いです。一番高いのは、痛覚です。(痛さが一番敏感に感じます。)
3.正解です。
記載のとおりです。
4.誤りです。
問題文は、遠視の説明です。近視は、眼軸が長くなり平行光線が網膜の前方で像を結ぶ状態です。
5.誤りです。
平衡感覚をつかさどるのは、内耳です。
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