第二種衛生管理者の過去問
令和2年4月公表
労働生理 問26

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問題

第二種 衛生管理者試験 令和2年4月公表 労働生理 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。
  • 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。
  • 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。
  • 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。
  • 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積 1 cm2当たりの平均値でみると、性差がほとんどない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1:×
横紋筋は意志によって動かすことができ、平滑筋は意志によって動かすことができません。
しかし、心筋は特殊なため横紋筋でできていますが、意志によって動かすことができません。
よって、誤った選択肢です。

2:×
筋肉は神経より疲労しやすくなります。
よって、誤った選択肢です。

3:×
荷物を持ち上げたり屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えて筋力を発生させる等張性収縮が生じています。
よって、誤った選択肢です。

4:×
筋力は、個々の筋繊維が肥大し太くなることによって増強します。
よって、誤った選択肢です。

5:○
説明文の通りです。
正しい選択肢です。

参考になった数49

02

正解は、5 です。

1.誤りです。
横紋筋は、骨格などにあり随意筋に分類されます。
平滑筋は、内臓などにあり不随意筋に分類されます。
心筋は、内臓に存在しますが横紋筋です。意志で動かせないので不随意筋となります。

2.誤りです。
筋肉は、神経より疲労しやすいです。

3.誤りです。
荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行ったりする時は、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等張性収縮が生じています。等尺性収縮は、姿勢保持等に特性を発揮します。

4.誤りです。
強い力を必要とする運動を続けていると、1本1本の筋繊維が太くなり筋力が増強します。

5.正解です。
筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積 1 cm2当たりおよそ6.5kgで、性差、年齢差がほとんどないです。よって、筋繊維が太い人ほど筋肉の力が強いといえます。

参考になった数21

03

正解5

1.×
誤りです。 心筋は意志と無関係に動く不随意筋で、【横紋筋】に分類されます。

2.×
誤りです。筋肉は、神経から送られてくる刺激によって収縮しますが、神経に比べて疲労しやすいです。

3.×
筋力収縮には等尺性(関節を動かさない筋肉の収縮、筋の長さは一定)と等張性(関節を動かす筋収縮、張力は一定)という2つの収縮方法があります。荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは等張性収縮が生じています。

4.×
誤りです。強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋繊維が肥大し、その結果、筋肉が太くなり筋力が増強します。

5.◯
正しい記載です。

参考になった数18