第二種衛生管理者の過去問
令和5年4月公表
労働生理 問9
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問題
第二種 衛生管理者試験 令和5年4月公表 労働生理 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
筋肉に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 横紋筋は、骨に付着して身体の運動の原動力となる筋肉で意志によって動かすことができるが、平滑筋は、心筋などの内臓に存在する筋肉で意志によって動かすことができない。
- 筋肉は神経からの刺激によって収縮するが、神経より疲労しにくい。
- 荷物を持ち上げたり、屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させる等尺性収縮が生じている。
- 強い力を必要とする運動を続けていると、筋肉を構成する個々の筋線維の太さは変わらないが、その数が増えることによって筋肉が太くなり筋力が増強する。
- 筋肉自体が収縮して出す最大筋力は、筋肉の断面積1cm2当たりの平均値をとると、性差、年齢差がほとんどない。
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この過去問の解説 (3件)
01
筋肉およびそのはたらきに関する問題です。
横紋筋は意志によって動かすことができ、平滑筋は意志によって動かすことができません。
しかし、心筋は特殊なため横紋筋でできていますが、意志によって動かすことができません。
よって、誤った選択肢です。
筋肉は神経より疲労しやすくなります。
よって、誤った選択肢です。
荷物を持ち上げたり屈伸運動を行うときは、筋肉が長さを変えて筋力を発生させる等張性収縮が生じています。
よって、誤った選択肢です。
筋力は、個々の筋繊維が肥大し太くなることによって増強します。
よって、誤った選択肢です。
説明文の通りです。
正しい選択肢です。
労働生理は全般的に出題パターンがある程度決まっています。
過去問をしっかりとやり込むことが一番の対策です。
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02
筋肉に関する問題です。
筋肉は①骨格筋②平滑(内臓)筋③心筋の3種類があります。
そして筋肉は自分の意志で動かすことの出来る「随意筋」と自分の意志で動かすことの出来ない「不随意筋」にも分けることが出来ます。
機能 / 筋組織 / 収縮
①骨格筋 体や手足を動かす筋肉/横紋筋/随意
②心筋 心臓を動かす筋肉/横紋筋/不随意
③平滑筋 消化管や血管、気管支壁など内臓にある筋肉/平滑筋/不随意
誤りです。
心筋は平滑筋ではなく、横紋筋です。
誤りです。
神経よりも筋肉のほうが疲労しやすいです。
誤りです。
×等尺性収縮→〇等張性収縮
等尺性収縮とは、筋肉の長さが変わらない状態で筋肉が収縮すること。
等張性収縮とは、筋肉の長さを変えながら関節運動を伴う収縮で張力が一定です。
誤りです。
強い力を必要とする運動を継続することで、個々の筋繊維が太くなることで、筋肉が太くなることで筋力が増強します。
筋繊維の数は増えません。
設問の通りです。
筋肉の種類や働きもよく出る問題です。
過去問を解いて、整理して覚えましょう。
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03
筋肉に関する問題です。
選択肢をみていきましょう。
誤りです。
文中の「平滑筋は、心筋などの内臓」の部分が誤りで、
正しくは「平滑筋は、心筋以外の内臓」です。
心筋は特殊な筋肉で、全身に血液を送らなければならないため、
骨格筋と同じように横紋筋です。
ただ、自分の意志で動かすものではないため不随意(ふずいい)筋です。
意志によって動かすことができる筋肉を随意(ずいい)筋といいます。
誤りです。疲労しやすいです。
誤りです。屈伸運動のときには、筋が長さを変えながら収縮するので等張性収縮です。
等尺性収縮は筋肉が長さを変えずに外力に抵抗して筋力を発生させるものをいいます。
例えば、両腕を伸ばした状態で荷物を押す動作の腕の筋肉は等尺性収縮です。
誤りです。
筋線維1本1本が太くなることで、筋肉が太くなり筋力が増します。
数は変わりません。
正しいです。文のとおりです。
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