第二種衛生管理者の過去問
令和5年10月公表
労働生理 問9
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問題
第二種 衛生管理者試験 令和5年10月公表 労働生理 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
ストレスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 外部からの刺激であるストレッサーは、その形態や程度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
- ストレスに伴う心身の反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
- 昇進、転勤、配置替えなどがストレスの原因となることがある。
- 職場環境における騒音、気温、湿度、悪臭などがストレスの原因となることがある。
- ストレスにより、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患が生じることがある。
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この過去問の解説 (4件)
01
ストレスに関する問題です。労働衛生管理の実務においても、ストレスの捉え方についてはとても大切なことです。
過度なストレッサーは、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧しますが、一方、適度なストレスはかえって人の活動を促進させる作用もあります。
よって、本選択肢の内容は誤りです。
ノルアドレナリンは脳の活動を活発にしたりする作用があり、アドレナリンは、血管の収縮、血圧の上昇、心拍数の増加などの興奮を引き起こす作用があります。また、副腎皮質ホルモンは糖利用の調節や血圧を正常に保つなどの作用があります。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
ストレスは、様々な環境の変化が原因となることがあり、昇進、転勤、配置替えなども原因となりえます。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
ストレスは、職場環境(音、気温、においなど)、職場における人間関係や職場組織なども原因となりえます。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
ストレスが原因となり、血圧の異常な上昇、心臓の酸素不足、粘液の分泌異常などが引き起こされ、高血圧症、狭心症、十二指腸潰瘍などの疾患が生じる場合があります。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
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02
ストレスの分野では、知識がなくても正誤が予測できる選択肢が多いです。
誤りです。
外部からの刺激であるストレッサーは、その形態や程度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を亢進します。
正しいです。
ストレスを感じると、副腎皮質から副腎皮質ホルモンの分泌が増加します。
正しいです。
環境の変化はストレスの原因となることがあります。
正しいです。
職場環境がストレスの原因となることがあります。
正しいです。
ストレスを感じると、副腎皮質から副腎皮質ホルモンの分泌が増加します。このホルモンが多量に分泌されると、血圧が上昇するため高血圧症を発症しやすくなります。また、胃液の分泌は増加し、胃粘液の分泌は低下するため、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発症しやすくなります。
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03
ストレスに関する問題です。
では、選択肢をみていきましょう。
誤りです。
心身の活動を抑圧するとは限りません。
ストレッサーとはストレスの原因となる刺激のことをいいます。
例えば、薬物は科学的ストレッサーの一例です。
覚醒し活動が活発になる場合があります。
そのため、ストレッサーの種類や強さによって左右されます。
正しいです。文のとおりです。
参考までに、アドレナリンは、
血管の収縮、瞳孔の散大、血圧上昇、心拍数の増加に関与し、
ノルアドレナリンは、筋肉のエネルギー源を確保供給、
脳の活動の活発化などに関与します。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
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04
ストレスに関する各選択肢の記述について、それぞれ内容を確認していきます。
誤りです。
ストレッサーは、その時間が長すぎたり反応が強すぎたりすると、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧します。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
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