第二種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働衛生 問2

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この過去問の解説 (2件)

01

温熱条件についての問題です。出題パターンが限られているので、何度も解いて問題に慣れましょう。

選択肢1. 温度感覚を左右する環境要素は、気温、湿度、気流及びふく射(放射)熱である。

正しいです。

選択肢2. 実効温度は、人の温熱感に基礎を置いた指標で、気温、湿度及び気流の総合効果を温度目盛りで表したものである。

正しいです。

選択肢3. 相対湿度は、空気中の水蒸気量と、その温度における飽和水蒸気量との比を百分率で示したものである。

正しいです。

選択肢4. WBGTは、暑熱環境による熱ストレスの評価に用いられる指標で、日射がある場合は、自然湿球温度、黒球温度及び気温(乾球温度)の測定値から算出される。

正しいです。

日射がある場合は、自然湿球温度、黒球温度および気温の測定値から算出されます。

日射がない場合は、自然湿球温度および黒球温度の測定値から算出されます。

選択肢5. 算出したWBGTの値が、作業内容に応じて設定されたWBGT基準値未満である場合には、熱中症が発生するリスクが高まる。

誤りです。

算出したWBGTの値が、作業内容に応じて設定されたWBGT基準値を超えている場合には、熱中症が発生するリスクが高まります。

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02

熱中症の指標となるWBGTに関連する問題です。

選択肢1. 温度感覚を左右する環境要素は、気温、湿度、気流及びふく射(放射)熱である。

温度感覚を左右する環境要素は、問題文の通りです。

選択肢2. 実効温度は、人の温熱感に基礎を置いた指標で、気温、湿度及び気流の総合効果を温度目盛りで表したものである。

実効温度は感覚温度のことで、気温・湿度・気流の総合効果を指標で表します。

選択肢3. 相対湿度は、空気中の水蒸気量と、その温度における飽和水蒸気量との比を百分率で示したものである。

相対湿度は、問題文の通りで、乾球温度と湿球温度から求められます。

選択肢4. WBGTは、暑熱環境による熱ストレスの評価に用いられる指標で、日射がある場合は、自然湿球温度、黒球温度及び気温(乾球温度)の測定値から算出される。

WBGTは、労働環境で作業者が受ける暑熱環境の熱ストレス評価の指標です。

日射がある場合は、次式で求められます。

WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×気温(乾球温度)

また、日射がない場合は、次式です。

WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度

選択肢5. 算出したWBGTの値が、作業内容に応じて設定されたWBGT基準値未満である場合には、熱中症が発生するリスクが高まる。

WBGT値が作業内容に応じて設定された基準値を超える場合には、熱中症が発生するリスクが高まります。

WBGT基準値未満である場合には、熱中症は発生しません。(発生リスクは低い)

まとめ

厚生労働省の「基安発第0729001号(熱中症の予防対策におけるWBGTの活用について)」からの出題のようで、解説はこれを参考としています。

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