二級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科1(建築計画) 問16

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問題

二級建築士試験 平成28年(2016年) 学科1(建築計画) 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

建築物の各部の所要床面積等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 最大定員11人の乗用エレベーターとして、積載量750kgのものを採用した。
  • 病院において、定員4人の小児用病室の内法寸法による床面積を24m2とした。
  • 普通乗用車の最大収容台数が18台の機械式立体駐車場において、駐車場総床面積を1台当たり15m2として算出した。
  • 保育所において、定員24人の保育室の床面積を36m2とした。
  • 小学校において、30人学級の普通教室の床面積を48m2とした。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 〇 正しいです。
乗用エレベーターの積載荷重は一人あたり65 kgで計算します。
65 kg × 11人 = 715 kg < 750 kg
積載量750kgを採用することができます。  

2. 〇 正しいです。
病室の床面積は、
一般病床 一人あたり6.4 ㎡以上
小児病床 一人あたり6.4 × 2/3 ㎡以上  です。 
4.27㎡ ×4人 = 17.08 ㎡ < 24 ㎡
24㎡は最低基準値より足りているといえます。

3. 〇 正しいです。
機械式立体駐車場において、駐車場総床面積は設問のように計算します。

4. × 36 ㎡ → 47.52 ㎡以上 です。
保育所の保育室は、一人当たり1.98 ㎡ 以上必要です。
1.98㎡ × 24人 = 47.52㎡ > 36㎡
47.52 ㎡ 以上必要の為、36 ㎡ では不足です。

5. 〇 正しいです。
小学校の教室は、一人当たり1.5㎡以上必要です。
1.5㎡ × 30人 = 45㎡ < 48㎡
48㎡は最低基準値より足りているといえます。

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02

正解は4です。

1-設問は正しいです。

2-設問は正しいです。
  患者1人当たりに必要な面積は、一般病室で6.4㎡以上、小児病室で6.4㎡×2/3以上です。
  定員4人の小児病室では、約4.27㎡×4人で約17.08㎡以上必要です。

3-設問は正しいです。
  機械式駐車場では、1台当たり15㎡として床面積を算出します。

4-保育所の保育室の必要面積は、1人当たり1.98㎡以上です。
  定員24人の保育室の床面積は47.52㎡以上必要なので、36㎡では不足します。

5-設問は正しいです。
  小学校の教室の床面積は、生徒1人当たり1.5㎡程度必要なので、30人学級の普通教室では、床面積は45㎡以上必要です。

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03

正解は4です。

1:正しい記述です。

2:正しい記述です。

3:正しい記述です。

4:誤った記述です。
保育所の保育室は、一人当たり 1.98 ㎡ 以上必要となります。
したがって、1.98 ㎡ × 24人 = 47.52 ㎡ となります。
設問の 36 ㎡ では必要床面積が不足しています。

5:正しい記述です。

参考になった数3