二級建築士の過去問
令和2年(2020年)
学科1(建築計画) 問18
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級建築士試験 令和2年(2020年) 学科1(建築計画) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
伝統的な木造住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 床脇の違い棚の上棚と下棚を連結する部材を、海老束という。
- 床の間を座敷より一段高くする場合、小口を隠すため、床板や床畳の前端に床框(かまち)を設ける。
- 落し掛けは、床の間の前面垂れ壁の下端に取り付ける横木である。
- 欄間は、通風、換気等のために、小屋裏に設ける開口部である。
- 床の間がある和室を竿縁天井とする場合、一般に、竿縁の方向は床の間と平行に配置する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です。
各選択肢の解説は以下のとおりです。
1→設問のとおり正しいです。書院の床脇にある違棚、上段下段の棚板を支持する束のことを海老束といいます。
2→設問のとおり正しいです。床框とは床の間に段差がある前端の化粧横木のことで、床板や床畳の端を隠す役割があります。
3→設問のとおり正しいです。落し掛けは床の間の垂れ壁の端に設ける横木のことをいいます。
4→欄間とは、鴨居と天井の間に通風や採光、装飾の目的で設けられる開口部材のことです。
よって誤りです。
5→設問のとおり正しいです。竿縁天井の竿を通す方向は床の間と並行とすることが一般的です。
参考になった数19
この解説の修正を提案する
02
正解は「欄間は、通風、換気等のために、小屋裏に設ける開口部である」です。
正。海老束とは、違い棚の上下の棚板を支持する短い束のことです。
正。床框とは、床板や床畳の小口を隠す化粧板です。
正。落し掛けとは、床の間のたれ壁の下端につける横木です。
誤。
欄間は天井と鴨居、または天井と長押との間に設けられる開口部のことです。
通風や採光のために設けられます。
正。
竿縁天井とは、壁の上端に沿って回り縁を取り付け、回り縁に竿縁を通し、その上に天井板を乗せた天井です。
竿縁の方向は、床の間と並行に配置するのが一般的です。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
03
伝統的な木造住宅を作ることが少なくなり、名称、作り方に触れることが少なくなっているので、しっかり理解しましょう。
記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
記述の通りで正しいです。
欄間は、和室の続き間の境の、襖上部に設けるもので、記述は誤りです。
竿縁が直行すると、差し床と言われて、望ましくないとされているので、記述の通りで正しいです。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
前の問題(問17)へ
令和2年(2020年)問題一覧
次の問題(問19)へ