二級建築士 過去問
令和2年(2020年)
問76 (学科4(建築施工) 問1)

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問題

二級建築士試験 令和2年(2020年) 問76(学科4(建築施工) 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

下に示すネットワーク工程表に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
問題文の画像
  • この工事全体は、最短14日で終了する。
  • C作業の所要日数を2日短縮すると、この工事全体の作業日数は、1日の短縮となる。
  • E作業の所要日数を1日延長すると、この工事全体の作業日数は、1日の延長となる。
  • F作業の所要日数を1日短縮すると、この工事全体の作業日数は、1日の短縮となる。
  • G作業の所要日数を1日延長しても、この工事全体の作業日数は、変わらない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

最も不適当なものを選びます。

1. 記述は正しいです。

2. 記述は正しいです。

3. 記述は誤りです。

 E作業の所要日数を1日延長すると、A + C + E + G + Hは13日になり、クリティカルパスは、A + C + D + F + Hの14日になります。

よって当初の工事全体の作業日数と変わらず14日です。

4. 記述は正しいです。

5. 記述は正しいです。

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02

正解は3です。

各選択肢の解説は以下のとおりです。

1→設問の内容は正しいです。

2→設問の内容は正しいです。

Cの作業の所要日数を2日短縮すると、5日がDの作業の最早開始時刻となります。

Dの作業の最早開始時刻が1日短縮されて、工事全体の作業日数も1日短縮されます。

3→Eの作業はクリティカルパス上の作業ではないため、Eの作業の所要日数が1日延長されてもGの作業の最早開始時刻は変わらないため、工事全体の作業日数は変わりません。

4→設問の内容は正しいです。

クリティカルパス上の作業であるFの所要日数を1日短縮すると、11日がH作業の最早開始時刻となります。

12日だった作業日数が11日となり1日の短縮となるため、工事全体の作業日数も1日の短縮となります。

5→設問の内容は正しいです。

Gの作業はクリティカルパス上の作業ではため、工事全体の作業日数は変わりません。

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03

ネットワーク工程表の記述に関して間違っているものを選びます。

選択肢1. この工事全体は、最短14日で終了する。

設問の記述は正しいです。

この工程表のクリティカルパスはA(2)→C(4)→D(2)→F(4)→H(2)で、合計14日になります。

選択肢2. C作業の所要日数を2日短縮すると、この工事全体の作業日数は、1日の短縮となる。

設問の記述は正しいです。

Cの工程を2日減らすと、クリティカルパスはA(2)→B(3)→D(2)→F(4)→H(2)になり、合計13日になるため、1日短縮となります

選択肢3. E作業の所要日数を1日延長すると、この工事全体の作業日数は、1日の延長となる。

設問の記述は誤りです。

Eの工程を1日増えても、クリティカルパスはA(2)→C(4)→D(2)→F(4)→H(2)のままで、工期の延長にはなりません。

選択肢4. F作業の所要日数を1日短縮すると、この工事全体の作業日数は、1日の短縮となる。

設問の記述は正しいです。

Fの工程を1日減らすと、クリティカルパスはA(2)→C(4)→D(2)→F(3)→H(2)になり、合計13日になるため、1日短縮となります。

選択肢5. G作業の所要日数を1日延長しても、この工事全体の作業日数は、変わらない。

設問の記述は正しいです。

この工程表のクリティカルパスはA(2)→C(4)→D(2)→F(4)→H(2)のままで、工期の延長にはなりません。

まとめ

クリティカルパスとは所要日数が一番かかる工程を繋いだ経路です。

ネットワーク工程表を見る際は、初めにクリティカルパスを見つけましょう。

ダミーは、その工程が終わらないと、次の工程に入れない経路です。

(設問の場合、Bの工程が3日で終わっても、Cが4日かかるので、Cが終わるまでDの作業はできません)

クリティカルを鉛筆などでなぞってみましょう。全体工期がわかりやすくなります。

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