第二種電気工事士の過去問 平成30年度上期 一般問題 問22

D種接地工事を省略できる条件は
・乾燥した場所であり尚且つ対地電圧が150V以下であること。
・乾燥した木製の床といった絶縁性のある場所に機器を設置した場合
・定格感度電流15mA以下、動作時間が0.1秒以下の漏電遮断器を用いる場合（水気のある場所は除く）
・乾燥した場所に敷設された金属管の長さが
（対地電圧200Vの場合）４ｍ以下
（対地電圧100Vの場合）８ｍ以下
である時


となります。
この条件を参考にすると、
【１】乾燥したコンクリートの床に施設する二相200V（ 対地電圧200V ）誘導電動機の鉄台

コンクリートは「水気のある場所」に該当しているので乾燥していても接地工事が必要になります。

なので【１】が省略できない条件になります。

正解は1.になります。

乾燥した場所であっても、対地電圧が150Vを超えていれば、D種接地工事を省略できません。

また、三相三線式は対地電圧200V、単相三線式は対地電圧100Vとなります。間違えやすいので、覚えておきましょう。

「1」が正答です。

低圧の機械器具を乾燥した木製の床などの絶縁性のあるものの上に施設する場合は、接地工事を省略できます。
しかし、コンクリートの床の場合は、接地工事を省略することはできません。