「4」が正答です。
電流が流れると配電線の抵抗によって、無駄に電力が損失されます。
その場合、電線1本当たりの損失する電力は、
電力損失[W]=電流[I]の2乗×抵抗[r]で表します。
電流が流れる電線が2本の場合は、2倍、3本の場合は3倍をかけて計算します。
三相3線式の場合、電線は3本あり、それぞれ3本に電流が流れるので、電流の損失は1本に流れる電力損失の3倍をかけます。
電力損失[W]=3×Iの2乗×r となります。
注意する事として、電線に流れる電流と電線の抵抗がそれぞれの電線で同じ場合は、電線の本数をかければよいのですが、単相3線式のように中性線に電流が流れない場合は、電流が流れる電線は2本となり、2倍をかけます。