第二種電気工事士の過去問
平成27年度上期
一般問題 問21

ネオン放電灯工事に関する出題傾向として1000Vを超える場合に関する施工方法がほとんどで、距離に関する内容だと、「電線の支持点間距離は1m以下」「電線相互の離隔距離は6cm以上」「弱電流電線との離隔距離は 10cm 以上」と言うポイントを押さえていれば大丈夫だと思います。

この問題では「弱電流電線との離隔距離は 10cm 以上」が該当するので「２」が不適切となります。

よって答えは「２」となります。

【２】ネオン変圧器の二次側（管灯回路）の配線をがいし引き工事により施設し、弱電流電線との離隔距離を5cm とした。ただし、隔壁や絶縁管は設けなかった。
が不適切な施工となります。

がいし引き工事の際の離隔距離は「電気設備技術基準・解釈」によると電線相互の間隔は【6cm】以上となっていますが、弱電線の場合は【10cm】以上間隔を開けなくてはいけません。

「2」が正答です。

がいし引き工事では、がいし引き配線と電話線などの弱電流線との隔離距離は10cm以上にしなければなりません。

規定根拠は、電気設備の技術基準の解釈186条と167条によります。