第二種電気工事士の過去問
平成28年度下期
一般問題 問10

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問題

第二種 電気工事士試験 平成28年度下期 一般問題 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

図のように定格電流60Aの過電流遮断器で保護された低圧屋内幹線から分岐して、10mの位置に過電流遮断器を施設するとき、a-b間の電線の許容電流の最小値[ A ]は。
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この過去問の解説 (3件)

01

分岐点からの距離が3~8mは35%、8m以上なら55%と暗記しておけば解ける問題です。

この場合は8m以上なので

 60A×0.55=33A

となるので、答えは「4」となります。

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02

「4」が正答です。

電線の許容電流の最小値は分岐回路お過電流遮断器の施設位置に応じた係数に幹線の過電流遮断器の定格電流をかけて求めることができます。

分岐回路の過電流遮断器は分岐点から10mの位置に施設され、8mを超える場合は、分岐点からの電流の許容電流を幹線の過電流遮断器の定格電流の55%以上にしなければなりません。

従って、0.55(55%)×60=33Aとなります。

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03

この場合のような分岐回路と遮断器においては
「電気設備の技術基準の解釈 第149条」
を覚えておくとわかりやすいと思います。

「低圧分岐回路には、次の各号により過電流遮断器及び開閉器を施設すること」

一.低圧幹線との分岐点から電線の長さが 3m
以下の箇所に、過電流遮断器を施設すること。ただし、分岐点から過電流遮断器までの電線が、次のいずれかに該当する場合は、分岐点から 3mを超える箇所に施設することができる。

イ.電線の許容電流が、その電線に接続する低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の 55%以上である場合

ロ.電線の長さが 8m以下であり、かつ、電線の許容電流がその電線に接続する低圧幹線を保護する過電流遮断器の定格電流の 35% 以上である場合


以上の事から、
この分岐された回路は10mですので上記の「イ」が適用されます。
過電流遮断器の定格容量の55%ですので
過電流遮断器B=60A×55%=60×0.55=33
より最小値は33Aという事になります。

よって正解は
【4】33
となります。

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