第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
一般問題 問4
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問題
第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 一般問題 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
電熱器により、60kgの水の温度を20K上昇させるのに必要な電力量[kW・h]は。ただし、水の比熱は4.2kJ/(kg・K)とし、熱効率は100%とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
問題文に、「水の比熱は4.2kJ/(kg・K)」と書いてありますが、比熱とはいったい何でしょうか。比熱とは、ある物質を1kg用意したときに、物質の温度を1K上昇させるのに必要なエネルギー(熱量)のことです。つまり、水1kgを1K上昇させるためには、4.2kJのエネルギーが必要なのです。
※ここでは、温度の単位にK(ケルビン)が用いられていますが、これは絶対温度と呼ばれるものです。問題文に「20K上昇」と書かれていますが、これは「20℃上昇」とまったく同じ意味です。もし、「○○K上昇」という表現を見かけたら、「○○℃上昇」と同じ意味でとらえて問題ありません。
では、60kgの水の温度を20K上昇させるのに必要なエネルギーを求めましょう。水1kgを1K上昇させるためには、4.2kJのエネルギーが必要ですから、水60kgを1K上昇させるためには4.2×60=252kJのエネルギーが必要です。さらに、水60kgを20K上昇させるためには252×20=5040kJのエネルギーが必要です。
最後に、5040kJのエネルギーをkW・hの単位で表すことを考えましょう。3600kJ=1kW・hですから、5040kJを3600kJで割ると、答えが出ます。
ゆえに求める値は5040/3600=1.4kW・hです。
正解は3番となります。
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02
まず、熱量を求めます。
熱量[kJ]=4.2×60×20
=5040
[kJ]=[kW・s]、[kW・h]=3600[kW・s]なので、
[kW・h]=3600[kJ]
電力量1KW・hの熱量は3600kJになります。
したがって、電力量=5040/3600
=1.4[kW・h]
になります。
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03
60kgの水の温度を20K上昇させるためには、水の比熱4.2kJを掛け算して熱量を計算します。
60×20×4.2=5040KJ
また、電力量1KW・hの熱量は3600KJであることから、必要な電力量は、
W=5040/3600=1.4KW・hとなります。
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